こんにちは、加藤(@flux54321)です。

 

少し前からベルリン在住フリーランスwasabiさんが主催するオンラインサロンに入会しているのですが、その中で知り合ったハンガリー在住イラストレーターのLeeさん@lee_matcha)の動向を見ている内にだんだんインタビューしたくなり、そのまま実際に突撃してYoutube上でインタビューを敢行しましたので御覧ください。

 

また本記事はそのインタビュー動画の文字起こし・要約版となります。

インタビュー時の空気感が気になる方・文字を読むより耳で聞く派の方は動画を、活字で読みたい派の方は本記事を御覧ください。

 

インタビュー(動画版)

 

第一回「人生に疲れたら海外に出てみた方が良いのか会議」

 

 

インタビュー書き起こし

 

インタビュワー加藤
インタビューお受けいただきありがとうございます。それではLeeさん早速自己紹介をお願いします。

 

Leeさん
Leeです。ハンガリーのブダペストでイラストレーターをしています。以前はカナダに4年住んでました。

 

 

今回のインタビューをしようと思ったきっかけ

 

加藤がLeeさんの鬱4コマを読んで恐怖してしまう

 

インタビュワー加藤
実は今回僕がLeeさんにインタビューしようと思ったのはきっかけがあるんですけれども。

 

インタビュワー加藤
2年前に僕がベルリンに居たころに、Leeさんにツイッターでフォローされたんですね。その時Leeさんが今のブログとは違う別のブログを書かれていて。そのブログを見に行くとLeeさんが描いたすごいダークな4コママンガがあって・・・

 

http://wsbi.net/kato_shinya

↑加藤がベルリンで受けたインタビューはこちら

 

インタビュワー加藤
その4コママンガが職場が舞台なんですけど、1コマ目でLeeさんらしき人が主人公として出てくるわけですよ。その主人公が2コマ目3コマ目で仕事をミスするんですね。

 

インタビュワー加藤
そしてなんと最後の4コマ目で、主人公が突然自分の腹を刺して血だらけで倒れちゃうんですよ。刺して死ぬみたいな。まあ、とにかく4コマ目で主人公が絶望的な最期を迎えるというマンガだったんです。

 

インタビュワー加藤
それを読んだ瞬間に 僕はパニックになってしまって。僕はこの人と関わる自信が無い。と思ってしまったんです。僕が関わることでまたLeeさんが「このまま腹を刺して死のう」と思ってしまうことも起こるのではないかと・・・

 

インタビュワー加藤
なのでその時は恐ろしくてフォロー返しも出来ませんでした・・・

 

Leeさん
はぁ・・・

 

 

Leeさんの描いた絵が突然Wasabiさんのブログに登場する

 

インタビュワー加藤
それで、それから1年後ぐらいに、Wasabiさんのブログを見ていたら突然Leeさんの描いた絵が登場したんですね。

 

http://wsbi.net/kaigai_bloggers

↑Leeさんの絵が登場した記事はこちら。

 

 

 

 

インタビュワー加藤
それで結構驚いたんですけど、前見た時は白黒だった絵がカラーになってるんですよ。しかもキャラが斜め上向いているような前向きで明るい絵が出てきて・・・僕もうびっくりしてしまって。

 

インタビュワー加藤
腹刺して死ぬみたいな4コマばっかり描いてた人がこんな前向きな絵を描けるんだと思って。それでやっと1年越しにTwitterでフォロー返したんですよね。「これなら意思疎通できる」と思って。

 

インタビュワー加藤
それでオンラインサロンでお互い入ってるってことに気づいて、一方的にメッセージを僕から送ってこのインタビューに繋がる訳なんですけれども・・・

 

Leeさん
はい・・・

 

 

加藤がLeeさんのYoutubeチャンネルを発見する。

 

インタビュワー加藤
それでブログの端っこにYouTubeのマークがあるのを発見して押してみたら、その先がLeeさんのYouTubeチャンネルだったんですね。ものすごいマイペースなノリの動画が出てきて。演技せずに素で喋ってるのが面白いなと思って。

 

インタビュワー加藤
それを見てインタビューしようと思ったんですね。

 

 

インタビューをする理由

 

インタビュワー加藤
それでやっぱりインタビューを始めようと思ったのは、Leeさんを見ても僕自身を見ても、「人生に疲れていたけど海外に行ってみたら変わった」っていうのがあると思っていて、それを具体的に聞いてみたいと思ったからですね。

 

 

 

 

Leeさんのインスタアカウント

 

 

「かっこいい女性」のロールモデルが日本に居た時には見いだせなかった

 

 

インタビュワー加藤
というわけでですね。今日はLeeさんの海外に行く前のこと、日本に居た時の出来事を聞いて行きたいんです!よろしくおねがいします!

 

Leeさん
そうですね。まあ小さい頃からなんとなくずっと違和感を感じながら生きて来ましたね。

 

インタビュワー加藤
ブログを読ませて頂いたんですけれども、それを読むと、幼少期のLeeさんは田舎で野生児のようにわんぱくに生きていたって書いてあったんですけど。それで学校生活を送る中で、徐々にうまくいかなくなって行ったという風な事が書いてあったと記憶しているんですけれども。エネルギーが奪われて行ったというか。

 

Leeさん
そうですね。自分が自分でいることで周囲が「この人なにかおかしいな」というような反応をされることが増えてきて・・・ 

 

Leeさん
学校という小さな社会の中で窮屈と言うか「お前はこう生きなければならない。」みたいな圧をどんどん受けていったって感じですかね。 

 

インタビュワー加藤
 それって「学校の厳しい規則」であるとか、あとは「女性としてこういう風に振る舞いなさい。」みたいな社会からの圧力。やはりそのへんも大きかったですか? 

 

Leeさん
そうですね。その時期ドラゴンボールが好きで、「ああいうヒーローのように自分もかっこよくなりたい。」っていう感覚がぼんやりとありましたね。 

 

Leeさん
でもテレビを見たり周りの人たちを見ていると、だんだん「自分がヒーローのように格好良く生きることは社会から望まれていないのでは無いか?」「自分が格好良く生きるのは無理なのでは無いか?」と思い始めました。

 

インタビュワー加藤
なるほどなるほど。一般的に男の子が憧れるとされているような、ヒーローなどの「かっこいいもの」をLeeさんがロールモデルとして描いて生きて来たのに、社会からは「女性にはそんな格好良くて強い生き方は求められていないんだよ。」とそれを否定されたように感じたってことですかね。それが言葉としてはっきり言われたもので無かったとしても。雰囲気として。 

 

Leeさん
そうですね。うちの学校自体はそんなに厳しい感じでは無かったんですけど、周囲の子供とか大人とか、あとテレビの影響とか色々ですね。 

 

Leeさん
別に男らしくなりたいとか言うのではなくて、格好良く活躍する女の人っていうのを見る機会が無かったってことですかね。 

 

インタビュワー加藤
なるほど。 

 

Leeさん
出来なかったし見つからなかったんです。ロールモデルが無かったって感じですかね。

 

インタビュワー加藤
なるほど。つまり、今の自分が思っている理想の自分像にはこの先なれないのではないか、もしくは社会からそういう女性像が期待されていないのではないかと思った。そういうことですかね? 

 

Leeさん
そうですね。自分はこの型に将来はまっていくしか選択肢が無いのかという絶望を感じていましたね。

 

インタビュワー加藤
なるほど。男性にもあるとは思いますが、やっぱり女性の方がそういう「型にはまれ」っていう社会からの圧は強いかもしれませんよね・・・

 

Leeさんのハンガリー語を使ったイラスト

 

インタビュワー加藤が見た、身近な女性がかっこいい女性から「かわいい」女性に過剰にキャラチェンジしていったエピソード

 

 

インタビュワー加藤
僕の話になるんですけど、中学校時代にめちゃくちゃ男勝りな女の子が居たんですよ。態度も見た目も声の出し方も何もかも男らしくてかっこよいなと思って居たんですよ。それは恋愛感情としてではなくて一人の人間としてああいう溌剌としたわんぱくな人間っていいなと思っていたんですよ。 

 

インタビュワー加藤
で、しばらくしてその子が20代後半ぐらいになったのをSNSで見つけたんですよ。そしたらかなり変わってて、誤解を恐れずに言うと「女子力を強制的に身に着けさせられた人」みたいな見た目になってるんですよ。完全に。昔は刈り上げみたいな感じだったのに。だからなのか1,5倍ぐらい女子力を盛りに盛りまくった感じで。 

 

インタビュワー加藤
で、それを見て何を感じたかと言うと。まあ完全に僕の勝手な押しつけなのかもしれませんけど、溌剌でわんぱくで男勝りなところが彼女の人間的魅力だと思っていたのに、社会の中でそういう男勝りな部分や溌剌とした部分を「女性的でない」という圧によって削ぎ落とされて、最終的に世の中が求める「女子」像に自分を無理やり合わせていってしまったのではと思って居たんですよね。 

 

Leeさん
その可能性あると思いますよ。

 

インタビュワー加藤
正直それ見て悲しかったんですよね僕は。わんぱく溌剌路線を周囲の人間は受け入れなかったのか〜と思って。 

 

Leeさん
わかります。まあその人が結果的に幸せだったら良いかなと思うんですけども。

 

インタビュワー加藤
もちろん。外野がそれをとやかく言うべきではないのは完全にその通りです。だから超個人的な僕の感想なんですよね。でもやっぱり悲しかったんです。 

 

 

Leeさんの高校デビューで疲れて摂食障害になったエピソード

 

Leeさん
私も子供の時は弟と間違われたりすることもあったんですけど。中学後半ぐらいから周りに合わせようとし始めたんですね。高校デビューして女子力上げようと思って画策したんですけど、結果的に失敗したんです。 

 

インタビュワー加藤
失敗・・?どんな感じになったんですか?

 

Leeさん
高校で周囲に合わせようと女子力デビューして失敗した結果、自分を肯定できなくなってしまって。 結果摂食障害になってしまったんですね。大量に食べて吐くっていう状態になってしまって・・・そこから引きこもりになってしまったんです。 

 

インタビュワー加藤
ええ〜・・・それは結構たいへんですね・・・

 

Leeさん
やっぱり田舎だったんで 

 

インタビュワー加藤
地域が狭くて出口が無いみたいな感じですか?

 

Leeさん
そうですね。小さい町で高校も地域に1つしかないみたいな感じだったんで。

 

インタビュワー加藤
なるほど〜

 

Leeさん
それから通信制の高校に移ったりして、いろいろと浮き沈みのある時期でしたね。

 

インタビュワー加藤
色々とあった時期だった訳ですね。

 

(次のページへつづく)

 

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