前回に引き続きヒーウマー島を散策した時の様子をお伝えします。
2日目の朝はヒーウマー島にあるカフェでの朝食からスタート
それでは出発
ヒーウマー島を案内してくれるカップル。左の方はヒーウマー出身
エストニア人「とりあえず、高い所に登っとく?」
人間寒いところに住んでいると高い所に登りたくなるのでしょうか? ふと見たロシアの人気Youtuberが高層タワーに登って動画を撮ったりしているのを見たことがあります。旧ソ連の国の人達は中央政府から酷い目にあわされてきた歴史があるので、ロシアと同一視されることを基本的に嫌います(親露国のベラルーシは例外ですが。)。ですがやはりエストニアは地理的にも気候的にもロシアと近いので、よく似た文化を持っているのは間違いありません。
インスラグラムでもデンマークかどこかの北欧の国の公園で高さ15メートルぐらいはありそうなジャングルジムに子供が登ってる映像がありました。落ちたらどうすんだという発想は無いみたいです。
やっぱり、ヒーウマー島でも15メートルぐらいありそうな見張り台が登場しました。
冷戦時代はスナイパーライフルで西側の船を見張っていたのでしょうか?
エストニア人の人がさっそく登っていきます。写真で見るよりも高いんですよ?
あっという間に上まで行って戻って来ました。見上げる私達。
結局私も登りました。足は震えまくっています。横の柵も細い棒しか無いし。落ちたらどうすんだ。
僕が死にそうな顔で登っているのに下で談笑している彼ら、このあと皆でタワーを揺らしてきたりしました。この地域にはロシアンルーレットのように「死に対する恐怖」をエンターテイメントとして昇華する文化がある気がします。
高所恐怖症
私は高所恐怖症です。タリンの聖オラフ大聖堂に登った時もガタガタ震えながら登っていました。
すのこみたいな通路が怖い
まあ景色は良かったけど。
ヨーロッパで一番怖かったのは、バルセロナのサグラダ・ファミリアの回廊を降りる時です。回廊の真ん中にはなんと柵が無く、雨になると滑っておちる危険があるので通行禁止になります。美的観点から柵がないのかもしれないけど、あれは怖かった。真ん中にネットも何もないんですよ?
Wikimedia commonsより。真ん中に柵無いんですよ。怖くないですか? この写真は斜めから撮ってるけど真上から撮ると1階の床まで何もないんですよ?
サグラダ・ファミリアの外観。
余談ですが、サグラダ・ファミリアは外観よりも内装にこそ価値があると思います。あんな有機的なデザインの内装の建物をみたことがありません。一方でドイツのケルン大聖堂は外観に価値があると思います。あんな威圧感のある物体はみたことがありません。サグラダ・ファミリアもケルン大聖堂も人類の底力を感じます。いずれこの記事も書きたいです。
ラトビアでも公園に高いタワーがありました。下金網なんですけど。やっぱり寒い国の人は高い所に上るのが好きなのかもしれない。
話は戻ってエストニアはヒーウマー島です。
やっとこさ見張り台を登り切りました。
これは遠くまでよく見えますね。
それでは湿原へGO!
森に入ってきました
塹壕を発見
こんな森のなかに塹壕がありました。
タフクナ灯台へ
タフクナ(Tahkuna)灯台へ向かいます。タフクナとはエストニア語で「堅牢な」という意味だそうです。1875年からこの場所にあり、今も運用されています。エストニアではこの形式の灯台では最大で、おそらく最古の運用中の灯台だそうです。おばあさんが一人で管理していました。おそらくこのお婆さんはここに住んでいます。
前日に訪れたエストニア号水難事故追悼碑の近くですね。
灯台
最上階付近にまで来ました。この赤い屋根の家にお婆さんが住んでいました。
灯台の光源に到達
次回、ヒーウマーの軍事博物館に続きます。
当ブログのエストニア滞在記シリーズは下の画像をクリック
https://selohan.com/category/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2/