前回の続きで、ラトビアのリガ編です。
前回
今夜はリガ郊外に住むミクス(Mikus)さんの家に泊めていただきました。
路面電車に乗って家まで行きました。
生活感の溢れるこういうところに泊めていただけるなんてありがたいです。本当に。 カウチサーフィンのホストにはいつもお土産を渡しています。
庭には温室がありますね。
どこからが隣の家なのか境界がわかりにくいですね。 人口密度が低く土地が広いのであまり気にしないのかもしれませんが。
鹿の角 たぶんこの近くで取れたやつだと思う。
鹿の角
左がミクスさん。右がミクスさんのお母様
リガの売店で買ったスナック、とても甘いパン
昨日来た中心街
こじんまりしてるけど首都って感じだ。 あとエストニアの人よりちゃきちゃきしてる。隣でも全然国民性が違うなあ。
ラトビアのチョコレートの広告。ここで待ち合わせすることもあるらしい。
中心街をひたすら歩きます。市の中を通る運河です。運河と言ってもこじんまりしていますが。
運河と言うか川というか。
きれいですね。
自由の記念碑
ラトビア独立時のロシアとの戦争で亡くなった兵士に捧げられている像。1918年〜1920年のロシア帝国からの独立時の犠牲者に捧げられています。バルト三国で「独立」といえば20世紀初頭のロシア帝国からの独立と、1990年代のソ連からの独立の2つのことを指します。ロシア帝国から独立したのはフィンランドも同じでしたが、フィンランドはその後ソ連に併合されなかったのがバルト三国との大きな違いです。その後フィンランドが世界屈指の国家運営の成功例の一つになったのはご存知の通り。方やソ連の衛星国の特に末期は惨憺たる有様でした。ソ連の誕生でフィンランドとバルト三国の命運は別れて行き、そしてまたEUで再び統合されていったことに壮大なストーリーを感じます。
前には兵士が2人立っています。花が捧げられています。
紅葉がきれい
リガ大聖堂の周辺を散策
バルト三国最大の大聖堂
周辺では展示が行われていました。
この建物もちょっと変わってますよね。やっぱりエストニアと似てるようで違うなあ
この奥の建物もなんだかソビエト時代のデザインを現代風にアップデートしたみたいに見えますね。
このストリートでお土産が買えます。ラトビア産のリキュールを買いました。
ラトビアデザインのシュールな鴨とイノシシ
歩いているとブラックヘッド会館が見えてきました。
ブラックヘッド会館
独身承認のためのギルドの会館。ハンザ同盟の紋章が見えます。
奥に見えるのは聖ペテロ教会ですね。
奥のあれは。もうちょっと近づいて見てみましょう。
ソビエト時代に建てられた兵士の像でした。
一通り見たのでミクスさんオススメのお店に行きます。
ファーストフード店に来ました。ペットボトルの水が欲しいと言うとタダで入れてくれました。
エストニアでもそうでしたが、何も注文せずにお店の中で 待たせてもらうとか、水を水道からタダでもらうとか、そういうコミュニケーションというか習慣がまだ残っている気がしました。日本だと注文せずに店に居座るとか、水筒に水を入れてもらうとかそういうのもうほとんど無いですよね。商売に人肌の温度が残っているのうな気がしました。
ミクスさんのイチオシがこちら。ポテトにチーズを掛けただけですが。見た目どおりの味。でも「こういうので良いんだよ!こういうので!」と思います。特にお腹が減っている時なんかは。
こういうので良いんだよこういうので!
次はミクスさんオススメのお茶屋さんに連れて行ってもらいます。
ラトビアニット。北欧デザインの次はバルト三国のデザインが 来る予感。
体が芯から温まるお茶屋さん Kama Tea Hub
ミクスさんオススメのお茶屋さんに来ました。ここは落ち着く場所でした。
今はRUNA tearoomに店名が変わってるみたいです。
「茶」って書いてあるやん! これは中国語じゃなくて日本語の「茶」ですね。日本を遠く離れる時間が長くなると、こういうのですら懐しく感じます。
とても落ち着く感じのお茶屋さんでした。
お茶の暖かさが、体に染みます。飲んだ直後に体中に暖かさがが広がりました。なんだこれは。良いお茶だ。良いお店ですね。とてもおすすめです。
マッチャ(MAYCHA)は完全に世界共通語なんですね。
インドっぽいと思いきや。
こっちは完全に中国。
バスに遅れそうなので急いで出ました。(右下がミクスさんの写真。思えばほとんど撮影できてなかった)
バスに乗ってタリンに帰りました。
【感想】ラトビア人はエストニア人と全然ちがった。
エストニアとラトビアは同じバルト三国なので、行く前は似たようなものだろうと思っていました。しかし行ってみると国民性が全然ちがう。スローで穏やかなエストニア人と比べてラトビア人はとてもテキパキ動いていました。話す英語もなんだかラトビア人の方がハッキリくっきりしています。
ラトビア人がテキパキしていると言うよりはエストニア人が特に穏やかなのだと思います。これは行ってみないと伝わりません。
ムーミンの生まれ故郷はフィンランドですが、本物のムーミンのような性格の人は、経済的に発達したフィンランドにはもういません。エストニアにはまだたくさん居ます。本物のムーミン魂を感じたいならエストニアだと僕は思います。
(おわり)