Humans in One Word という「人をテーマに英単語一語で表現する」Instagramアカウントの運営を始めたカメラマン Akane Fumioka さんに、なんと僕のポートレート写真を撮っていただきました。
選んで頂いたテーマは
“Randomness”
あるいは
“過去をかなぐり捨てて吹っ切れた男” です。
たくさんの写真を撮っていただきましたが、一番のお気に入りは
- 白黒
- 横向き
- 目を瞑っている
写真です。
その写真をこの記事のタイトルの画像に選びました。
この写真を選んだ理由はこの写真の中の人物が、まるで涅槃に到達しようとしているように見えるからです。
また見ようによってはただ単に「立ったまま眠っている人」のように見えるからです。
涅槃に達しようとしている人も、単に眠くて寝ている人も他人から見れば同じです。
実は撮り始めて最初の方は商店街の雑踏の中、カラーで正面から撮影していたのですが、
その後、白黒にしたり、背景を無色にしたり横を向いたり、メガネを取ったりして、情報を削っていくほうが良いということになり、この写真に行き着きました。
最終的には抽象度を上げて、点と線で表現できる人間になりたい。
その最終形態のさらに先には概念やデータになって保存されたいです。
30年後、「物質はダサい」みたいな世の中になってそうなので、
その頃までには可能な限り自分自身を量子化したいですね。
そして、50年後、猫も杓子もみんな量子化してしまった時には、逆に「量子はダサい」みたいな気持ちになってデータをデコードして再び肉体に戻って来たいですね。
これもお気に入り。まるで古谷実の漫画の表紙みたい。
これを見て写真を撮って欲しいと思った人は Akane Fumioka さんに連絡してみてくださいね。