実は学生時代ニコニコ動画に、当時はやっていた二次創作のクッソくだらない動画上げて総合ランキング2位で数十万回再生行ったことあります。加藤です(@flux54321)。
ちなみにその後そのクッソくだらない動画がYoutubeに無断転載されて300万回再生された後、権利者削除されるというクッソくだらない結末を辿ったことも思い出に残っています。
それで思ったんですけど、動画メディア全盛期のこのご時世って、動画編集ソフトって多すぎますよね。
簡単に編集できるソフトは色々とありますが、本格的に編集できるソフトとなると Premiere Pro など選択肢が限られて来ます。
Premiere Pro は月額制(ほぼ年貢)だし、Finalcut Pro X はまあ有料だし。
そんな状況下で突如現れた動画編集ソフト界のダークホース(←僕が知らなかっただけ) DaVinci Resolve(←ダヴィンチ・リゾルブと読む)。
なんと無料版だけでプロレベルの事が(ほぼ)なんでも出来るというヤバい動画編集ソフトです。
作っているのは Blackmagic というオーストラリアの会社。社名が「黒魔術」という字面だけを見ると悪魔的中二病企業。
でもプロレベルのソフトを無料で出しているだけでは無くて、プロレベルの機材(4K/6K RAW撮影)も業界最安の値段で出しているとんでも無い会社。
創業者曰く「学生とかインディーズとか金が無いけど熱意ある人が作品を作れるようにしたい(要約)」とのこと。
仏かな?
DaVinci Resolveはなぜ無償なのか? なぜ安いのか?
とにかくヤバい動画機材屋さんが配布しているヤバい動画編集ソフトについて知っていても損はないと思います!
ちなみに最近某大物YouTuber(VTuber)の中の人が自室紹介をした時にPCのデスクトップがちらっと写ったんですが、DaVinci Resolve 使ってました。まあYouTuberやりたいと思った時に、iMovieとか簡易なソフトより一歩進んだことしたい時に、とりあえずDaVinci Resolve使えば、そこそこのことはできる。
機能が豊富すぎる
DaVinci Resolveには無料版と、素人にとっては機能がちょっと多いだけの有料版(37000円)があるんですが、
無料版でも
- 4Kの動画編集。ProresやRAWすら編集可能。
- モーショングラフィックス作成(AE的な)。イージーイーズもかけられる。
- 業界最強のカラーグレーディング(ハリウッド映画の色調整)
- 多くの機能が強力にGPU最適化されてるので高速動作
- よくYoutubeで見るようなモザイクとかテロップも好きなように出せる。自動追尾等。
と様々な機能があって使い切れないほど。これだけでこのブログの後の部分読まずにとりあえずいますぐインストールし始めるべき。
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/
無料(もしくは買い切りでも格安)の理由
創業者の見上げた心意気。ハードウェアも破格。有料版でも3万円台で買い切り。人間の鑑。
先程もリンクを貼りましたがこちらの記事↓をお読みください。
DaVinci Resolveはなぜ無償なのか? なぜ安いのか?
聞いてるかAdobe?(威圧)
GPU最適化がすごい
DaVinci ResolveはGPUに最適化させているので、どの作業もすこぶる速いです。GPUはパソコンに搭載されているのですが、簡単に言えばCPUよりもグラフィックに特化したプロセッサーです。でもそのGPUの機能をもっと色んなことに有効利用しようという動きはここ最近のトレンドだったりするんですが、DaVinci Resolveは業界でもいち早くGPU最適化を進めた動画編集ソフトのようです。
ちょうどこの記事を書いている数日前に世界最強(過去形)CPUメーカーのインテルの企業価値(時価総額、Market Cap)をGPUメーカーのNvidiaが抜いたほどです。GPUへのソフトウェアの最適化はまさに今のトレンドです。
どのぐらい速いかというと動画のエンコードなどCPUで処理するよりGPUで処理した方が5倍速かったりします。5時間かかる作業が1時間〜30分で終わったりします。ヤバいですね。
そもそも今日から数えて数ヶ月前にAdobeがDaVinci Resolveの最適化レベルに焦ってPremiere ProでGPUでのエンコードに対応させたほどです。それでもDaVinci Resolveの方がGPU最適化がされている機能は多いです。無料なのに。
実はAppleも推してる
実はDaVinci ResolveはAppleでFInalcut Proを開発していた人が引き抜かれて作ったそうです。それにAppleも新ハードの性能紹介でFInalcut より先に DaVInci Resolve を引き合いに出すほどです。なぜ自社製品のFinalcutではなくDaVinci Resolveを推しているのでしょうか?理由は分かりませんが、アップルが自社製品を差し置いてでもDaVinci Resolveの将来性やハードウェアの最適化に一目置いているのは間違いありません。
Apple公式 の Mac Pro の性能紹介ページより。競合製品であるはずのDaVinci Resolve が推されている↓
弱点・GPUが弱いと本来の力を発揮できない。
DaVinci Resolve にも実は弱点があります。GPU全振り仕様なので、GPUが弱い機種(CPU内蔵のGPUの機種)だと本来の力を発揮できないことが多いです。
それでも使えるには使えますけど。他のアプリと比べると重いと感じることもあるかもしれません。あくまでも内蔵GPU(iGPU)の機種の話です。
内蔵GPU(iGPU)でちゃんとも使えますが、内蔵ではないGeForceやRadeonなどのディスクリートGPUだと「すこぶる快適」になるということです。
という訳で、少しでも興味湧いたなら無料なんだし「You、使っちゃいなよ!」って言いたいです。
「You、使っちゃいなよ!」
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/davinciresolve/
使ってみて逆に「なんだこのソフト訳わかんねー。」などと思ったら削除してiMovieとか軽くて簡単なソフトを使ってください。
↓一見、高く見えますが、プロが映像作品撮れるレベルのカメラという意味では「すこぶる安い」です
↓ちなみに芸能人だとなぜか藤田ニコルさんがYouTubeでこのカメラを使っています。有名人では藤田ニコルさんだけです。なぜなのか。
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