こんにちは。

 

今回はエストニア人の知人の奥様の誕生日パーティーに参加した時のことを写真付きでお送りしたいと思います。

外国でパーティーに参加するのは始めてだったので、何が起こるのか(起こらないのか)楽しみでありました。

 

パーティー会場はピリタ(Pirita)

 

会場はピリタ海岸の近くでした。

この近くの洋館を借りているそうです。

 

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この近くなんですけどね

 

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古城的な建物

 

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車が停まっています。この建物が会場ですね。

 

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準備が始まっていました。賑やかしのミュージシャンの人たちと旦那さんが打ち合わせをしていました。

 

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ビンゴゲームの景品 ほぼ全部お酒。右下の味噌汁と柿の種、お茶漬け海苔はいわずもがな僕の提供

 

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子どもたちが興味津々。本当に子供は素直ですね。

 

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料理も結構野菜が豊富です。 味付けは僕からするとそこそこおいしいのですが、たまにしょっぱ過ぎたり酸っぱかったりします。あと逆に味が薄かったりもします。まあそれはお国柄の違いということで。

 

 

パーティーが始まるヨ

 

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僕が通っていた語学学校の講師のイギリス人男性がパーティー開始の挨拶を読み上げます。

 

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誕生日の主役の奥様の友達のエストニアの人たちはみんな笑顔でイギリス人の彼の話を聴いています。

 

真ん中のおじさんは一見怪訝な顔で僕を見ていますが、このようにエストニアのご高齢の方は無表情だったりすることもあります。決して僕を訝しんでいるわけではありません。なんというかエストニア人はその大人しさという意味において感情表現が独特なのです。誤解を恐れずに言えば、エストニアの人たちの性格は映画トトロにおける小トトロやまっくろくろすけ。ムーミンにおけるニョロニョロのような「ひっそりとしているが存在感が無いわけではなく、確実にその場に居る」(褒めてます)というスタンスを無意識に取ってコミュニケーションを取る人が多いと思います。「口数も少ないし態度も大きくはないが確実にそこに参加している。」(褒めてます)というスタンスです。言葉で説明するのは難しいのですが。

 

この後さまざまな参加者が自己紹介し、僕も「広場をほっつき歩いていたら取材されて新聞に乗った奇特な日本人」として紹介を受けました。

 

地元ミュージシャンよる余興の平坦な音楽

 

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地元のプロのミュージシャンによる演奏が始まりました。実はパーティーが始まる前にある外国人の参加者から「彼らが演奏する曲目については全く期待するな。」とこっそり小声で皮肉交じりに言われました。

演奏が始まると曲目がビートルズやカーペンターズの有名な曲ばかりでした。

 

彼の忠告どおり、演奏はとてもうまいのですが、言う慣れば抑揚がないと言うかひねりがないというか、バイブスがないというかコブシがないと言うか、グルーブ感がないというか、とてもシンプルな演奏でした。

 

僕は、おじさんたちの演奏が平坦なのは、ソ連時代は西洋の音楽が禁止されていたので、普通にビートルズが普通に譜面通りに歌えるだけでも素晴らしいことなんだという意思表示なのだと言う風に好意的に解釈しました。

 

ただ誤解のないように言っておきたいのですが、音楽の感性に関してエストニアの若者はとても進んでいて、言葉では表現出来ないのですが、いわゆる曲から出るグルーブ感やバイブスを感じ取る感性はすごく研ぎ澄まされているのかもなと思いました。

例えばタリン自由広場で独立記念日のイベントで演奏されているジャズの曲がとてもバイブスに溢れていたり(適度に抑揚や変化があるということです)、同じくタリン自由広場で年末の年越しイベントの時にDJが流している曲がそれなりにそれなりに時流に合わせたEDMが流れていたり、(日本でもEDMは一部で人気でしたが万人が受け入れていたとは中々言い難いですよね。日本でメジャーでポピュラーなEDM風の曲というと世界の終わりのDragon NightやEXILEの曲でしか聴いたことがないような気がします。)

またエストニア人の友人とレストランに入った時に4つ打ちのテクノが有線から流れて来ましたが、その時も数人がそのビートに反応していました。というわけで、むしろ独立後のエストニアでは、音楽にネイティブレベルで反応する人たちが多く、つまりエストニア人の音楽に関する感度は決して低くないぞということをエストニア人の名誉のためにここで申し上げたいと思います。

 

ダンスが始まる

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写真左がエストニア人、右がフィアンセの南アフリカ人

 

左のエストニア人の彼女は「突然変異的に明るい」と評されるほど明朗快活で、外国人ともばんばんコミュニケーションを取る太陽のような性格です。エストニア人にはあまりいないタイプです。

右の南アフリカ人の彼は出会ったほとんどすべての人から「アフリカなのに黒人じゃないのか?」と訊かれるそうです。冷静に考えると南アフリカにオランダ系白人がたくさん住んでいることは世の中の常識なのですが、僕も始めて会った時同じことを思っていました。そういえばテスラやSpaceXのイーロン・マスクも南アフリカ生まれの白人でした。

 

旧ソ連というとなんとなくヨーロッパというよりユーラシア大陸のアジアに近い感じを受けるのですが、やっぱり「そこに音楽があれば踊り出す」みたいな感覚はさすがヨーロッパだなあと思います。

日本も昔から時宗とか阿波おどりとか色々なダンスがあったと思うのですが、今の日本では日常レベルではダンスはしなくなってしまったのでしょうか。昔の日本人は日常の延長線上で今よりももっとダンスをしていたのでしょうか?

沖縄出身の方が沖縄民謡のリズムが聞えると自然にその音楽の流れに身を任せて踊り出すのを見たことがあり、もしかすると沖縄には残っているのかなと思っています。

個人的に日本もこれからはダンスの時代だと思っています。アップデートされた現代風の舞踊が出てくるのではと妄想しています。音楽が聞えると自然にその中に入っていけるような。

 

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子どもたちも踊りだす。

 

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各々踊り出す。

 

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力自慢の方たちによる腕相撲がはじまりました。

 

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気づけばおじさんたちによる演奏も終わっていました。お疲れ様です。

 

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揚げ物とか肉ものはすごく美味しかったです。奥のトルティーヤも。おいしい。料理がものすごくたくさん残っていたので、誰か持って帰ったのか心配になりました。

 

パーティーでもエストニア人の人見知りさと物静かさが炸裂

 

基本的に今回のパーティーはエストニア人の方の誕生日祝いとその身内親戚様のパーティーだったので私はじめ外国人はその外側でおとなしくしていました。

特に僕以外の外国人はみんなキッチンルームに引っ込んでしまいました。

 

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外国人の参加者がみな引っ込んでしまったキッチンルーム

 

一方、僕は何か参加者の人たちと話せるかもと思いエストニア人だけが居るパーティールームにずっと留まりましたが、一向に誰も話しかけてくる気配がありません。多少の世間話ぐらいはあるだろうと思っていましたが全くありませんでした。

 

唯一、パーティーも終わりの方になって参加者のエストニア人の中でもあまり今回のパーティーで知り合いがいなそうな30代の男性が僕に話しかけて来ましたが、その彼の僕への話しかけ方が、まるで檻の中の猛獣を恐る恐る棒で突付くような話かけかたでした。

 

僕に話しかけて来た時の彼は腰が引けていて身体が斜めになっていました。声も今にも消え入りそうでした。

 

知らない外国人に話しかけるだけでそこまでエネルギー使うのでしょうか。彼は使うのでしょう。何だかこの感じがとてもエストニア人らしいなと思いました。知らない外国人と話すのにものすごくエネルギーが要るのです。

 

 

パーティーに参加してエストニア人のことがさらに分かった

 

タリンに住むスイス人の友人から聞いた話です。彼がエストニア人女性と結婚した後、日常生活で妻の親族が静か過ぎて驚いたという話を聞きました。

朝スイス人の彼が食卓で一人でトーストを食べていると、エストニア人の義理の父が同じテーブルに腰掛けました。

義父からは「おはよう」も何の一言もありません。その後1時間一切の会話が無いまま義父は新聞を読み続けていました。

意図的に無視している訳ではなく日常的にそうなのです。

 

つまり、エストニア人とはそういうことなのです。

 

大人しすぎるのか、外国人とどうコミュニケーションを取って良いのかわからないのか、実際にエストニア人の頭の中で考えていることが性格に分かる訳ではないのですが、こういう性格の人たちなのです。

 

これがエストニア人の大変独特な性質なのです。

 

なので以前も書きましたが、「本当のムーミンを見たいならフィンランドではなくエストニアに行こう」というのが僕からの提案です。

 

本当のムーミン魂を感じたければフィンランドよりもエストニアに行くべし。

 

もちろん十把一絡げにエストニア人といっても世代やその人の性格によるのですが。

 

でもそういうところがエストニア人の魅力であり特徴なのです。

 

以上。エストニアのローカルなパーティーのレポートでした。

 

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