こんにちは。
ゲテモノシリーズ第三回です。
これまで当ブログではゲテモノシリーズとして、エストニアのパルヌにあるMini zoo、そして同じくエストニアのビリヤンディにあるスタチューについてお伝えして来ました。
毒ヘビおじさん
【閲覧注意】エストニアのパルヌで毒ヘビ専門動物園MiniZoo(ミニ・ズー)を運営するおじさん(食用ゴキブリオススメしてくる)に会ってきた。【バルト三国】
エストニアのそびえたつアレ
第三回目となる今回はアイスランドの首都レイキャヴィクにあるアイスランド男性器博物館(Icelandic Phallological Museum)に行った時のことを写真付きでお伝えしたいと思います。
アイスランド男性器博物館(Icelandic Phallological Museum)とは
その名の通りアイスランドにある「男性器」を集めた博物館です。
男性器博物館と言っても人間のものだけではなく、ありとあらゆる生物の男性器が収集されています。
博物館の名前にもなっている phallological という言葉はphallology(男性器学)という学問領域があり、その単語の形容詞形で、英語です。
こんな英単語は医者で無ければ一生使うことはないでしょう。そもそもこの英単語で検索すると1ページ目にはこの博物館しか出てきません。
そんな世界的にもレアな英単語を使った施設があるのは学力の高いアイスランドらしくもあります。
アイスランド男性器博物館の場所
普通に中心街ですね。歩いていけるレベル。
海沿いを歩いて行きます。
ありました。なんというかとても医学的な外観な気がします。ふざけた施設には見えません。
入館料は1,500クローナ!(1600円)
高すぎませんか? ただここは世界トップレベルで物価が高いアイスランド。値段感覚も麻痺します。
正直高いのか安いのかわからなくなります。
おそるおそる入場
怪しい風貌のおじさんが出てくるかと思いきや、割とイケメンの意識高そうな若者がフロントに立っていました。
どういう経緯でこの場所で彼はこのチケットを売ることになったのか。
さっそくブツが登場
クジラかイルカの性器だそうです。正直デカすぎるし形が人間のと違いすぎてよくわからない。
ああそう、たしかに身体の器官ですね。大きいですね。って感じ。
気の利いた風のコメントが書かれています。イギリスのテレビアンテナを売る会社のスローガンだそうです。ってこれただの下ネタじゃねぇか。
satisfaction with every erection
検索したらその企業のサイトを見つけました(←見つけなくて良いから・・・)
「このスローガンは当初はビジネスパートナーと話す時だけのジョークでしたが、実際に使ってみるとこのスローガンは顧客に受け、あっという間に国内の雑誌やラジオで大きな話題となりました。」と書いてあります。
英国キャッチコピー史に残る伝説を作ったんですね()
どちらかというとアンテナ屋さんと言うより建設現場の足場を組むのを専門としている会社のようです。
http://www.pegasusscaff.co.uk/about-us
話が逸れました。博物館に戻りましょう。
こんな感じです。巨大生物の男性器がホルマリン漬けになっているのですけど、いかんせん大きすぎるし形も違いすぎるしで、思ったほどインパクトがありません。
むしろ昆虫食のドキュメンタリー映画を見たり、MiniZooで「ゴキブリ食を提案」された僕としては、「これ食べられるの?」と言った感じです。
まあほとんどタンパク質だろうから食べられるでしょうけどね。
なんというか博物館の名前の割にはあまりインパクトが無いというか、とても展示が淡々としています。
「ふ〜ん」って感じです。
まあでも確かにデカイわ。
マッコウクジラの各国語名だそうです。これも「ふ〜ん」と言った感じです。
それよりも「カカロット」というのが気になりますね。そんな名前で大丈夫なんでしょうか?(鳥山明的に)
あと一番上がエスペラント語なのも意識高そうな空気を醸し出していますね。
カカロット。 デカ過ぎて何も感情がわきません。
大きいっちゃあ大きいけど・・・すごいっちゃあすごいけど・・・
壁から生えた木でできたアレ。生生しいのでモザイクいれてます。(クリックでモザイク解除)
お土産売り場も充実
色々なおみやげが売っています。
男性器Tシャツ
男性器パスタ
帰りに先程のフロントの男性に「エストニアのビリヤンディでは男性器のスタチューが立ってるんだぜ。」と自慢げに写メを見せて話しかけてしまいました。
フロントの男性は「えぇ・・・あ、そう・・・」という感じで反応に困っていました。
僕は結局そのまま博物館をあとにしました。
【感想】なにかが足りない
博物館を出て、なにか不全感が残りました。おもいっきりふざけて笑わせに来ているわけでも、学術方面に思いっきり寄っている訳でもありません。
なんというかいかがわしい雰囲気を醸し出し、それと同時に学術的な空気も漂わせながら、結局どちら方面に対してもアプローチが中途半端だった気がします。
アイスランドを訪れた日本の方にオススメするかと問われればオススメはしません。値段に見合わないからです。お金が余っているのなら良いかもしれませんが。
ただ、日本語のウィキペディアのこの博物館のページがなぜかやたら詳しいので、興味を持たれた方は読んでみると良いかもしれません。
この博物館に関するニュース
アイスランドマガジンというニュースサイトでは、「この博物館のとなりにあるデザイナーや起業家向けのコワーキングスペースに観光客が間違って入ってくるので迷惑被っている。」というニュースがありました。
元はこの博物館はアイスランド北部にあり。レイキャヴィクに移転したのは2011年だそうです。またたく間にアイスランドで最も人気のある観光スポットの1つになったそうです。
(参照)
Neighbors of the Reykjavík Phallological Museum tired of confused and curious travelers
やっぱり観光客めちゃくちゃ来てるんですねえ。まあ名前のインパクトはありますもんね。
博物館はそんな感じでした。
先程も書きましたが、ウィキペディアの記事を読むと内容が濃くて面白いかもしれません。
ではまた。