こんにちは。加藤(@flux54321)です。

今回は初めて行ったベルリンでAirbnb物件に泊まった時のことをお伝えしたいと思います。(2016年2月頃)

タリンから飛行機で数時間、夜のベルリンに降り立ちました。

預け入れ荷物にソフトケースが多いのに気がつく

私はこの半年前に日本から出た時ハードタイプのスーツケースを持ち運んでいました。しかし、ベルリンの空港に着いた時ベルトコンベアで流れて来るのはソフトケースやボストンバッグばかり、ハードケースを使っていたのは私だけでした。

以前クアラルンプールに行った時も同じことを感じました。我々日本人含めアジア人はみんなハードケースなのですが、欧米人はみんなソフトケースやバッグ類でした。なぜなのでしょうか? なぜなのか理由が判った人は教えてください。

人生初のドイツ、ベルリンに到着

ハードケースを掴み、タクシー乗り場でタクシーを待ちました。たくさんの人が並んでいたので、うかうかしていると抜かされるかもと思いました。しかし、隣にいたドイツ人の中年女性がとても自然に「あなた待ってたでしょ。次あなたよ。」と僕にタクシーを譲ってくれました。

これはうれしいですね。

不慣れそうな外国人が居たら、気を回してあげる。

やっぱりこの流儀というか雰囲気というか空気ですよね。ベルリンに来て早々ここに関心しましたね。

(ちなみにこのあとも、ケルンで切符の切符の自動販売機の使い方を来る人に延々と教えている若い女性が居ました。この感じですよね。この懐の広さですよね。これですよ。)

初めて見るベルリンの町並み

ベルリンに降り立ったのは夜9時。

タリンやヘルシンキとは違って大都市です。道路脇には停車した車が延々と連なっています。

期待と不安が入り混じります。しかし大きな世界に出るということはそういうものなのだと自分に言い聞かせます。

そう言っているうちに鍵の受け渡し場所のお店に着きました。

近所のお店の店員さんから鍵を受け取る

家主本人は旅行中で居なかったので、そのマンションの一階にあるお店の店員さんから鍵を受け取ることになっていました。このお店というのがドイツにはよくあるコンビニのようなタイプのお店で、基本的に中東の移民の方が働いていて、土日もやっていたりするお店です。値段もコンビニのような設定でスーパーより少し高いです。その代りドイツ人がしっかり休む休日も空いていたり、営業時間が長かったりします。初日にこれを見ただけで移民国家ドイツというものを肌で感じられた気がしました。

それで早速お店に入ってみました。レジの男性に声をかけます。

男性「ええー?何君は?よくわからないな。よくわからない。ノーだよ。ノー。

なんと英語が通じませんでした。

このままでは初日から野宿という恐るべき事態になります。

一度諦めてお店を出ましたが、家主にwhat’s appでメッセージを送って助けを求めました。そして家主からドイツ語が書かれたメールを再度入店して店員に見せました。

男性「ああー!そういうことね。あるある。鍵預かってるよ。はいどうぞ。」

私「Thank you!」

この時点では僕はドイツ語をダンケすら知りませんでした。それでもなんとか鍵をゲットすることができました。

部屋のコンディション

改装中だからと安めのお値段で貸してもらった部屋は次のような感じでした。

  • 床が素材感のある木をそのまま使っていてオシャレ。(日本で高級住宅の宣伝の「木の使用をアピール」してる家みたいな床材)
  • 寝室にはライトはないが10畳ぐらいあって広い。
  • 日本と比べて天井がめちゃくちゃ高い。
  • キッチンは一応付いてるが、ガスは通ってない。
  • インターネットは付いてるけど契約解除中らしくいつ切断されるかわからない(←電話会社の気まぐれ)
  • シャワーはある(←良かった)
  • ベッドはあるがエアーベッドなので寝るたびに膨らませないといけない。朝起きると空気がほとんど抜けて床の上に寝ているのと同じような状況になる。空気が抜けるので体勢が面白いことになる。

といろいろありましたが、結局は不便も楽しめるようになっていました。ドイツの洗礼である玄関の鍵問題も難なくクリアしました。

マンションなのに、日本と比べてめちゃくちゃ広くて天井が高い廊下

寝室とエアーベッド。

とてもシンプルでミニマルな内装

いろいろな不便はありましたが、総じてとても気に入りました。その不便を上回る住環境だったからです。

この寝室には電灯がありませんでした。キッチンにはありましたが。

でも電灯が無いおかげで夜は日没と共に眠り、朝は日の出と共に目覚めました。

仕事が許すときはそうして過ごしました。

Kato Shinyaさん(@zolzolge)がシェアした投稿

街に響き渡る教会の鐘の音

ベルリンに降り立った日の翌朝、街に出てみました。すると教会の鐘の音が街中に鳴り響きました。まさに「鳴り響く」という表現がぴったり当てはまると思います。とても重厚ででも心地の良い音色がストリートを埋め尽くしました。ドイツに来たと感じました。

郵便屋さんの自転車

Kato Shinyaさん(@zolzolge)がシェアした投稿 –

謎の薄め液

近所のスーパーで謎の液体を発見しました。「これ一本で7リットル」と書いてあるようです。裏を見るとなんと「カロリーはゼロ」。つまり砂糖なし、人工甘味料オンリーのジュースの原液です。この人工甘味料のためらいの無い使い方。ある意味日本よりも合理的。それにある意味とても「大胆」。

謎薄め液

Kato Shinyaさん(@zolzolge)がシェアした投稿 –

水で薄めるとたしかにりんごの味がしました。日本でも感じたあの人工甘味料の味でした。でもこうやって人工甘味料を使ったノンカロリーの原液が売られているのは最高ですね。りんご味以外にもオレンジなどたくさんの味がありました。最高です。しかもこれでノンカロリーです。最高です。正直日本でも真似してほしいなあと思います。

そして思い出したのが、我らが日本で人工甘味料を使った原液と言えばストロングゼロですね。しかも人工甘味料オンリーというところも共通していますね。まあ炭水化物としてアルコールが入っているので人工甘味料をゼロにする意味あるのかとは前々から思っているのですが。

グレープフルーツ味もあるでよ。

やはり日本ではこれさえあれば無敵な気がしますね。ストロングゼロの原液。

「密造したハードリカーを水道水で割って飲む。」

https://www.youtube.com/watch?v=dw9vWFRVKHk

仕事が佳境に入る

この部屋に泊まって居た時、イギリスのAndroidアプリの翻訳の仕事が佳境に入りました。日本でのリリースが目前に近づいていたからです。

ところが一番広い寝室にはWifiの電波が届きませんでした。仕方ないので真っ暗な廊下に鎮座して作業をすることに😂

Wifiの電波が届くこの真っ暗な廊下でガッツリ働きました(笑)

あと「いつネットの契約が切れるのかわからない」という家主からの不穏なメッセージもこの佳境の最中に送られて来て、そのことにも怯えつつ働いていました(笑)

しかしその甲斐あって、膨大な量の翻訳を終わらせて、なんとかして日本のちゃんとしたサイトに翻訳したプレスリリースを出してもらい、なんとかして日本の有力アプリレビューサイトにアプリをレビューしてもらいました。

「ふー。良かった。なんとかなった。」

そして、大仕事が終了した翌日。この家のネットの契約が切れました。ああこれは(ネットの)神様の思し召しかなにかだろうと無神論者ながら思いました。

良かったー。

そしてまた目覚めの良い朝が来ました。

こうして色々なことがありましたが、ベルリン最初のAirbnbのお家は健康的な生活で、かつ大満足で終わりました。

以下は、これを読んでいるあなたも私もAirbnbで数千円分のお家に泊まれる不思議でお得なクーポンのURLです。

www.airbnb.jp/c/shinyak2

次回は東ベルリンのフランクフルト・アレーにあったAirbnb物件でフランス人とアゼルバイジャン人と過ごした愉快な日々について書きたいと思います。