※この時期はOKでしたが今はベルリンではAirbnbは禁止されました。事前に調べましょう。

こんにちは、加藤(@flux54321)です。

前回、ベルリン市内でカウチサーフィンをしていたら一緒になった日本人の方とベルリン市内を観光した話を書きました。その家には3泊ほど泊まりましたが、それが終わったので、元いたフラットに戻りました。

(2016年前半のできごと)

カウチサーフィンで出会った日本人の人とベルリン”Mitte区”のアートギャラリーを周遊、そして街のポスターでDJ KRUSHに再会

【Airbnb】東ベルリンの物件でフランス人とアゼルバイジャン人と過ごす。

フラットに数日ぶりに戻ると、熱い歓迎を受ける

フラットに帰って夜まで待っていると、ルームメイトの2人が戻って来ました。

左がアゼルバイジャン人の精神科医のエリート。右は自動車会社のインターンのフランス人。ともに20代前半。

2人「イエ〜イ!加藤〜〜!」

二人は帰ってくるやいなや、すごいハイテンションで玄関から入って来ました。

2人「イエ〜イ!イエ〜イ!KATO〜」

私「いったい、どうしたの?」

フランス人「裸だよ!裸を見たんだよ!」

私「裸って一体誰の?」

フランス人「女の人の裸だよ!」

私「えぇ・・・女の人の裸?」

私「どこで見たの・・・?」

フランス人「サウナだよ!」

私「サウナ!?」

「ドイツのサウナ」と聞いて焦る男=私

「ドイツのサウナで女性の裸を見た。」

この言葉に僕は少し仰天しました。

というのも、ドイツで女性が居るサウナといえば、一般的なリラックスするためだけのサウナももちろんあるのですが、もしかするとあっち系のサウナなのではと思ったからなのです。

あっち系のサウナとはつまり男性向けのサウナのことなのですが、なんせベルリンでは売春が合法(大麻合法化と同じで、売春も合法にして政府が管理した方が社会が健全化されるという考えに基づいた合法化)なので、彼らが言うサウナとはもしかして、あっち系のサウナなのでは・・・!?とドキドキしてしまいました。

なんか2人共やたらテンション高かったし・・・やはり・・・もしかして・・・!

真相はあっけなかった

フランス人「KATOもサウナに行こうぜ!女の子がいる!」

私「君のいうサウナって何? どういうサウナのこと?まさかね・・・。」

フランス人「そりゃもちろん、スポーツジムのサウナのことだよ。」

私「なんだ・・・そっちのサウナか・・・(安堵)」

フランス人「そうだよ。なんか残念だった?」

私「いや別に・・・・(正直ほっとした)」

ドイツは「普通のサウナ」でも、全裸入浴。しかも混浴。

私もドイツでたくさんサウナに入った訳ではありませんが、ドイツのサウナは混浴が多そうです。

サウナ大国の北欧エストニアでも、ほとんど混浴はありませんでした。あっても水着着用だったり男女別々に入ったりしていました。(特に女性が恥ずかしがるので)

ところがドイツでは女性でも混浴のガンガンサウナに入ってきます。入ってくる時も手に持ったバスタオル1枚だったりします。室内は薄暗かったりするのですが・・・

男として女性と混浴のサウナに入ったら実際どう感じるのか?

結論から言うと僕は「特に何も感じませんでした。」

こんなことを書くと「嘘をつくな嘘を。」とツッコミが入りそうですが。

もちろん、男性はなるべくマナーとして女性を見ないようにするのが基本だと思いますが、僕も間違えて少し見てしまったとしても「筋肉美」とか「彫刻の裸像のような美しさ」のようなものしか感じなかったんですよね。

場所がサウナだからかもしれませんし、ドイツのサウナが「裸ですが?何か?」という裸で当たり前な文化があるからなのかもしれないんですけど、裸の女の人が入ってきても全然気にならなかったですね。

そもそも裸体にそういう付加価値をくっつけて売る文化が強いとか弱いとかいうのもあるかもしれませんよね。

「裸体は性的に良いぞ!(エロいぞ!)」

みたいなありふれた視点と

「均整の取れた肉体は美術的な観点から見て美しいものだ」みたいな審美的な視点だと話が変わって来ますよね。

なんかドイツのサウナに入った時は後者の感覚に近かったんですよね。

「美しいな」とか「そもそも人間って生まれてくる時から裸だしな」的な。

そもそも商業的な理由でそういう意味付けを人体に対して過剰に適用するから、我々がそういう見方を強要されているのかもしれないんですよね。

ベルリンの一角 

煩悩を一つ捨てたければドイツのサウナに入ろう

なんか煩悩を捨てる時って、座禅組んだり、瞑想したり、ヨガやったり、最近だとマインドフルネスやったりすると思うんですよ。でも結局「煩悩って何?そんな概念無いんだが?」みたいな空間に身を置くと「そんな概念無かったわ」っていう境地(というか日常)に数秒でたどり着いたりするんですよね。

やっぱりこういう風に、東洋と西洋ってお互い学び合いながらその場所に身を置いて交流した方が良いんだなって思いました。文化が全然違う場所に身をおくだけでいきなり物事が解決したりするので。そしてそれは実際にその場に身を置いてみないとわからないので。

↓フランスで一時期爆発的に売れた「フランスの階級社会の因習みたいなものにフランス人がほとほと呆れていたところに、全く違う文化を持つ日本人シェフが引っ越してきて、色々なものが変わっていくみたいな話の本」

古着屋。Tシャツが400円から売っている。ベルリンでは服に絶対困らない。 ベルリンでは要らなくなった服を道端で拾うこともできる。

ルームメイトのフランス人との別れの直前。彼はこれからカリフォルニア州に入社前の研修を受けに行く。

(おわり)