こんにちは、加藤 (@flux54321) です。
今回はAirbnbでスペインのバルセロナ郊外の民泊に行った時のことを書きたいと思います。(2016年5月ぐらい)
LCCでドイツからバルセロナまでひとっ飛び!
バルセロナ国際空港からアル・プラ・ダ・リュブラガートへ
アル・プラ・ダ・リュブラガート(El Prat de Llobregat)は、バルセロナ都市圏の街でバルセロナ中心街からみて南西にあります。バルセロナ国際空港のある街ですが都会という感じではなくまさに「郊外」といった感じの庶民的な香りのする街でした。
空港で中国人留学生と遭遇
空港からタクシーに乗ろうと乗り場に向かうと、中国人留学生の方に声をかけられました。
彼女はベルリンで観光学を学んでいる留学生で、バルセロナにいる友人の家にこれから向かう所だそうです。
「僕もベルリンに居たよ!」と話すと
「タクシーを割り勘したかったから」声をかけてくれたということでした。
旅先で会う中国人の方はとてもフレンドリーです!
お互いにエスニックマイノリティだし似た文化圏から来ているので、みんな親近感が湧きます。
ややぼったくり臭のするタクシーで近くの鉄道駅へ向かう
彼女と僕はタクシーでアル・プラ・ダ・リュブラガートの鉄道駅に向かうことにしました。
駅に着くとタクシー運転手が「20ユーロだ」と言い出しました。事前の調べでは12ユーロぐらいのはずなのですが・・・メーターの表示もよくわからないし。
運転手の態度もなんかいかにも「嘘をついている感じ」だし。
このドライバー、真実の口に手を入れて噛まれればよいのに(←国が違う)
と一瞬思いましたが、そこまで極端な暴利でもないし、徹底抗戦するのも面倒くさそうだし、なにより疲れて気力も無かったので、そのまま払うことにしました。(そのギリギリのラインを狙ってぼったくって来てるんだと思うが)
同行した彼女も何かおかしいことに気づいていたようでしたが、結局抵抗せず払うことにしました。
無事駅に到着、中国人留学生とさようなら
ややぼったくり気味のタクシーに逢いましたが無事アル・プラ・ダ・リュブラガートの駅に着くことができました。
彼女とは連絡先交換をしてそのまま別れました。
(数カ月後、彼女がオンライン中国語教師に変貌して僕から授業料をむしり取ることになろうとは、その時は思いもしませんでした。)
アル・プラ・ダ・リュブラガートの町並み。とても庶民的な空気が漂う。
初日だけ別のAirbnb物件に泊まるも残念な結果に
1ヶ月単位で泊まる予定だったのですが、到着日を間違えていたので1日分だけ別の宿をとることになりました。その宿はサイト上ですごく評判が悪かったのですが、何より安いし1日だけだしということで我慢することにしました。
宿に行くと、案の定Wi-Fiはどうやっても繋がらないし、夜まで子供がドタバタしてうるさいし、部屋が何か臭いし、家の人はみんな仏頂面だしで、まさにレビュー通りの残念な宿でした。
あまり裕福そうな家でも無かったのも印象的でした。どちらかと言えば生活が苦しそうな感じに見えました。
これはベトナムに行った時も思ったことですが、シェアリングエコノミーって基本的にある程度収入レベルが一定以上ある社会じゃないと成り立たないんじゃないかと思います。
生活に困っているとシェアリングエコノミーのAirbnbが提唱するような「地元に住むかのようなホスピタリティ」を感じることが出来ないと思います。「お客をもてなし」たり「国際交流」したりする余裕が生まれないからです。
ゲストを「交流する対象」としてではなく「金」として見てしまうことが多くなるからです。そしてそれがホストの態度に露骨に出てしまいます。
そしてそんな扱いを受けてこちらは残念な気持ちになります。「これだったらまともなホステルにでも泊まった方がマシだな」となります。
翌日、ようやくお目当てのホストの家へ向かう
翌朝、安い民泊をそそくさと離れ、正午にこれから一ヶ月泊まるマンションの前に行きました。前日に泊まった民泊と同じ町内だったので、歩いてものの数分でした。
ところが正午になっても、門の前にはホストは現れませんでした。僕もスペインのSIMを買って居なかったので連絡も取れませんでした。
「これは困ったぞ。」という態度をこれ見よがしに出して待っていると、同じマンションに住むおじいさんが話しかけてきてくれました。おじいさんの話す言葉はスペイン語どころかカタルーニャ語なのでまったく言葉で意思疎通はとれませんが、それでもAirbnbの宿泊画面を見せると「ああ、Francisの家に泊まるのね」という感じで僕を中に入れてくれました。
エレベーターの使い方も教えてもらってホストの部屋の階に着きましたが、ホストは居ませんでした。
しかた無いので階段に座って待つことにしました。すると待つこと15分、ホストが大慌てでエレベーターから飛び出してきました。
ホスト「ごめん、待った?」
加藤「待ってないです。いま来たとこ。」(ほんとはマンションの前で数時間待った)
ホスト「どうやってマンションの中に入ったの?」
加藤「上の階のおじいさんが入れてくれました。」
ホストの方は笑顔が素敵でしたが英語がつたない様子で、僕の言うことを全部理解していたかどうかは怪しかったです。でもとりあえず宿に入ることができました。
雨露しのげる場所、ほんとこれ大事。
バルセロナ郊外の町、アル・プラ・ダ・リュブラガート、近くの海を散策してみる
とても素朴な町並み
華美ではなくて、とても素朴で庶民的な町並みのアル・プラ・ダ・リュブラガート。
近くの海まで歩いて行ってみました。リカルディア・カ・ララナ(Ricarda-Ca l’Arana)という自然公園があります。
空港の街なので道の真上を飛行機が飛んでいます。
日常的に飛行機が通る
植物が生い茂る
通路
水路
亀
土地は割と荒涼としているのですが、やはり海は美しい。
遠くに山も見える。やっぱりスペインだわ。
展望台から。とにかく海は綺麗
海キレイ
遺跡
出入り口から海が見える
未知への扉
写真を撮ってと頼まれました。
そしてやはり、海がめちゃくちゃ綺麗だった。
綺麗すぎる。もうこれだけで何も要らないのではと思うぐらい爽やかな海
まだ夏本番じゃないけど、人が結構いる
最高!
最高やな。
どこを見渡しても最高やな
うーん良いな。この海が無料なのはすごいな。
海の家にみんなが集まっている
この写真がお気に入り。地中海に向けて漕ぐブランコは本当に楽しそう。
綺麗 海水を舐めてみましたが、これが美味しいのです。
ビーチバレー場かな?
未知への通路 2
せかっくなのでサグラダ・ファミリアも見たよ
アル・プラ・ダ・リュブラガートから電車で20分ぐらい。バルセロナの中心にあるサグラダ・ファミリアに行きました。
バルセロナの地下鉄。ホームが低い!(ポルトガルはなぜかもっと低かった)
サグラダ・ファミリアに着きました。
すごい人
サグラダ・ファミリアは内装・ケルン大聖堂は外装をみると良い。
サグラダ・ファミリアを外装だけ見て中に入らず帰る人が一定数いるそうなのですが、サグラダ・ファミリアは外装もすごいけど内装がもっとすごいのです。
サグラダ・ファミリアと並んで対象的な建物の一つがドイツのケルン大聖堂かと思います。ケルン大聖堂は外装に異様な威圧感がありましたが、内装は割とあっさりしています。
サグラダ・ファミリアは外装も割とごついですが、それ以上に衝撃的なのは内装です。
有機物みたいなサグラダ・ファミリアの内装
内装はまるで建物には見えません。生き物の体内みたいです。
見た目がすごい
すごい
ステンドグラスが計算されつくされていてすごい
サグラダ・ファミリアの内装のすごいところはステンドグラスの色使いです。おそろしく綺麗になるようにデザインされています。
天井が美しい色合いですが、これライトじゃなくて全部ステンドグラスを通った日光です。
ステンドグラスからの光が屋内を虹色に照らします。ここまで考えて設計されているのか・・・と衝撃です。
ステンドグラス自体はこんな感じ。
エレベーターのチケットは別に買わなくて良いと思う。
サグラダ・ファミリアの頂上に登れるエレベーターのチケットを買ったのですが、上の方はごちゃごちゃと入り組んでいて思ったほど町並みがよく見えないのと、帰りのらせん階段の真ん中が柵もなく地上まで空洞になっていて怖いというのがあるので、別にお金を払ってまで登らなくて良いと思います。地上の教会部分の内装がサグラダ・ファミリアの醍醐味です。
バルセロナさよなら
こんな感じでバルセロナをあとにしました。他の時間はずっと仕事をしていたので、特にこれといって散策はしませんでした。グエル公園やグニャグニャに曲がった建物などは見ましたが。
近所にカルフールがあったので割とお安く生活できました。
早朝のバルセロナ国際空港です。次はリスボンへ行きます。