こんにちは、加藤(@flux54321)です。

 

今回は “世界一人見知りな民族である” エストニア人と友達になる方法実体験を元に皆様にお伝えしたいと思います。

エストニア人は世界一「ひとみしり」な民族性!?

 

 

なぜかネットにある日本語の情報にはエストニア人の人見知りさに関する情報がほとんどありません。

それでは誰かが真実を告げなくてはなりません。

 

 

事実、

エストニア人は恐ろしく人見知りです。

 

 

エストニア人はどのぐらい人見知りなのか?

大前提として「エストニア人でも人見知りかどうかは人による」ということは最初に述べておきたいとおもいます。ですが、エストニア人が人見知りであるという傾向は、特に首都タリン近郊での外国人コミュニティの中では共有された認識であると思います。

 

 

最初なぜか僕に仲良く接してくるのが全員外国人だった

僕がエストニアに辿り着いて2日目のことです。英語教室で僕にマンツーマン授業を教えていたイギリス人が授業の終わり際に突然こう言いました。

 

「このあと俺の友達みんなと飲みにいかないか?」

 

僕はびっくりしました。先生から初日授業を受けていきなりそのまま誘われるなんて、まあでも僕もエストニアに行ったばかりで友達0人だったので、もちろん喜んで行きました。

 

 

外国人の友達の輪の中にエストニア人がなぜか一人もいない

カフェレストランで最初に会ったのは、スイス人南アフリカ人、そして英語教師のイギリス人の3人でした。

 

その夜また別の友人がビリヤードに来るというので行ってみると、そこに居たのは先程の3人に加えて、フィンランド人、フランス人、フランス領南米ギアナのフランス人が居ました。

 

僕の初めてのエストニアでのグループでの遊びの場に、エストニア人は1人もいませんでした。

 

 

スペイン人のカップルと食べに行った時の話

語学学校のグループレッスンが終わった時、スペイン人の女子が僕に話しかけて来ました。彼女は日本に1ヶ月も滞在したほどの、かなりの親日家らしく、僕に日本の話を聞きたいとのことでした。

 

その娘と、その娘のパートナーの男性と3人でMust Puudel というレストランバーに行きました。

 

その時に彼女らが言っていたのが、「なぜエストニア人は私たちに喋りかけてこないんだろう?」という事でした。「スペイン人はフレンドリーだから、外国人が来ても初日にたくさんの友達が出来るわよ。こことは全然違うわね。」

 

僕「僕たち日本人も恥ずかしがりだったり、外国人慣れしてないって良く聞くけど、日本人と比べてどうだった?」

 

スペイン人女子「いや、日本人は全然フレンドリーだったわよ。和歌山に行った時に、田舎の駅を降りて、店のおばさんに道を聞いたんだけど、そのおばさん英語がわからなかったらしくて、それで英語が話せる旦那さんを呼んでくれたのよ。その旦那さん家にいたのにわざわざ駅まで来てくれたのよね。フレンドリーってレベルじゃないわね。本当にありがたかったんだから。

 

なるほど、1ヶ月も日本を旅して様々な日本人に会った彼女らが言うのだから、間違いないのでしょう。

 

エストニア人のローカルなパーティーに行ったら外国人が諦めて全員別室に溜まっていた(エストニア人の配偶者を持つ人含む)

エストニア人のローカルなパーティーに行った時の話です。僕はメインのパーティーの部屋に3時間座っていましたが、その間誰も話しかけて来ませんでした。外国人は自分以外全員が狭苦しいキッチンに溜まっていました。彼らもなかなかエストニア人の輪の中に入れないのでしょう。

そこまで人見知りなのか・・・・

 

 

エストニア人は、なぜ人見知りなのか?

最初の数ヶ月、エストニアに行って外国人の友だちはものすごい速さで出来たのに、肝心のエストニア人の友達は一人も出来ませんでした。

 

いったいなぜこんなにエストニア人は人見知りなのでしょうか?

 

地理的・歴史的な要因

基本的に寒い国の人は大人しい性格になりがちだと言われています。それに加えて、エストニアは歴史上スウェーデン・デンマーク・ドイツ・ロシアなど大国に代わる代わる支配・蹂躙されてきた国です。そうなると、フレンドリーに振る舞えなかったり、外国人に対して人見知りだったりするのも頷けます。

 

海外掲示板 Redditのジョーク。エストニアが不信心になった理由。世界の様々な国に代わる代わる蹂躙され「神なんていないんだよ。」というセリフが泣かせます。

Estonia is Infidel from polandball

 

とはいえ、同じバルト三国のラトビア・リトアニアもよく似た気候で、よく似た歴史を歩んできています。ところがラトビア人とリトアニア人と会ってみると、性格はフレンドリーです。彼らの英語の喋り方もエストニア人と違ってハキハキしています。

 

エストニア人が人見知りなのは、歴史や気候の問題だけではないような気がします。

 

 

民族性

エストニア人は歴史的にフィンランド人とかなり似た民族と遺伝子を持っているそうです。実際に高齢者のフィンランド人に聞いても、エストニアは兄弟のような国だと言います。

たしかに北欧と呼ばれるカテゴリの国の中でも、フィンランドの人は穏やかな部類だと思います。例えば同じ北欧でもスウェーデンとかデンマークは一時この近辺を支配していた時代もあるぐらい好戦的だと思いますし、今でもロシアが威嚇してきたら真っ先に徴兵制敷いて威嚇仕返すのはスウェーデンですし。IKEAやH&Mでガッツリ金儲けしているのもスウェーデンですし。(フィンランドのNOKIAとSupercell頑張れ。)

そんな大人しいフィンランドと同じ遺伝子や文化を持つエストニアの民族性のようなものは理由としてあるのかもしれませんね。

それだったら、歴史的にも気候的にも似ているのにラトビア人やリトアニア人と違う理由が説明できます。

 

参考 過去記事

本当のムーミン魂を感じたければフィンランドよりもエストニアに行くべし。

 

小国だから

これはエストニアに限らず「小国あるある」な気もしますが、人生でほとんど自国や自分の小さな街を出たことがないタイプが多く、付き合う人は幼稚園時代から大人になるまでずっと一緒な人ばかりのコミュニティなので、外国人が来たところで入るスキが無いみたいなのはあるかもしれませんね。結構アイスランドでも聞いた話です。ただアイスランドの首都レイキャビクの住人は向こうから話しかけて来ましたけどね。

 

タリンは首都だから

タリンではウクライナ人や新興宗教の勧誘員以外、道端で僕に話しかけて来ることは無かったのですが、タルトゥに行くと「ウォッカ一気飲みおじさん」が話しかけて来たり、通行人が目を合わせてきたり、色んなことがありました。

これも世界中の首都あるあるかもしれませんが、どこの国も首都って独特の空気があるんですよね。かっこつけているというか新参者には厳しいと言うか、自力でコミュニティに入る力が試されると言うか、ドライなコミュニケーションが良しとされているというか。

(ただベルリンだけは首都なのに意識的に声を掛けくれる人が多くて、すごいなと思いました。他の国の首都と違うんですよね。)

 

ここまで理由とか色々書いたけど、そうですね。やはりエストニア人は人見知りであると思います。

 

エストニアに来て早2ヶ月、エストニア人の友達が一人も出来ず焦る

前述の通り、外国人の友だちはたくさん出来ました。ところがエストニア人の友達は一人もいませんでした。

 

せっかくエストニアに来たのにエストニア人と一人も友達になれないままエストニアを離れるなんて、こんな馬鹿な話があるでしょうか?

 

それでも糸口が全く見つからないのだから、どうしようもないのでした。

 

僕は途方にくれ、半ばあきらめムードでした。

 

「ビザなし滞在期間の3ヶ月終わったら日本に帰ろうかな・・・」

 

マジで、そう思っていました。

 

 

こんな絶望的な状況下で、どうやって僕はたくさんのエストニア人と友達になれたのか?

 

エストニア人と友達になるのに絶望的な状況の下、僕は一人でエストニアの地方に旅行に行きました。

 

その時、僕のこんな状況を打破する、ある重要な人物と出会いました。

 

エストニアのある地方で「驚くべき」中米人に出会う。

エストニアの地方へ旅行に行く際、中米のとある国から来て今はエストニアに住んでいる知らない人物からネット経由でメッセージが来ました。「エストニアの地方を案内してやるぞ。」とのことでした。

 

怪しい人だったらどうしようと思いましたが、もはや失うものもないので(失うエストニアの友人もないので)、「殺されてもいいや」ぐらいのノリで、行ってみることにしました。

 

 

エストニア人の心の壁を力づくで突破する「コミュ力おばけ」の中米人が登場

 

この中米から来た男性の登場が全てを変えました。たった1人の男性が状況を一変させたのです。

 

外国人なのに、エストニアに50人以上の友達が居る男

タリンで出会った他の外国人とは違って、この人だけはエストニア人の何十人もの友だちがいました。エストニア人だけではなく、バルト三国から北欧まであらゆるところに友達がいました。

 

一緒に行った近所のスーパーで、警備員のおじさんにエストニア語で世間話をしていました。こんな光景は他のエストニアで見たことがありません。とんでもないコミュ力モンスター(コミュ力おばけ)に出会ってしまいました。

 

エストニア語を流暢に話す男

少数言語かつ難解な言語であるエストニア語を自在にあやつっていました。エストニア語と同じ語族のフィンランド語に加え、違う語族のラトビア語、リトアニア語も喋っていました。

 

一体この人は何者なのでしょうか?

 

遠方の国から来た人間を楽しませることに命をかけている男

どういうわけか見ず知らずの遠方から来た人間を「楽しませる」ということに命をかけている男でした。

 

「楽しんだか?」が口癖でした。

 

「楽しんだよ。」と僕が言うと、僕の経験上見たことないような笑顔で笑っていました。

 

謎の経歴を持つ男

この人のサイトに書いてあるプロフィールによると、「オランダ人が中米に作ったインターナショナルなコミュニティで幼少期を過ごした」と書かれていました。こういうコミュニティがあるのでしょうか。その後どういう訳かエストニアに移り住んで来たようです。やはり謎であり、一般的な経歴ではないと思います。

 

スティーブ・ジョブズ並みの諦めなさとしつこさを持つ男(場を支配する男)

スティーブ・ジョブズの自伝や映画を見ると、異常に執念深かったり、感情的だったり、しつこかったりします。

 

この男性もそんな感じで、自分の信念やこだわりがあると、半強制的に楽しむことをオススメして来ました。「断る」という選択肢はそこには存在しないかのようでした。

 

でもその彼の執念のおかげで人見知りなエストニア人のコミュニティの壁を切り開いて行き、僕もそこに入れたのは言うまでもありません。

 

 

執念深すぎて身の危険を感じさせる男

 

普段は笑顔なのに、何かを断ろうとすると、極端に機嫌が悪くなったりしました。それが、スーパーで何を食べるとか、お店で何を選ぶとか、そのレベルでオススメしてくるのです。オススメとはいうものの実際は強制でした。英語で言うと本人は “recommend”しているつもりでも、事実上やっていることは “force” でした。

 

周囲のエストニア人も大人しいので実質的に言いなりになっているようでした。僕を駅まで迎えに来てくれたエストニア人も、目的地に着くと「じゃあ僕はこれで帰るよ。」と言って帰ってしまいました。少しそわそわしていました。

 

僕は「えっ?一緒に遊ばないの?移動手段の足としてだけの役割で来たの?」と少し困惑してしまいました。「弱みでも握られてるのか?」とも思いました。実際は彼の執念に負けて言いなりになっているだけでした。

 

その他にもたった一つの用事で電話を3時間かけてきたり(何度も)、バスに乗り遅れてきただけで「君は有罪だ」と激怒してきた時もありました。

 

正直身の危険とまでは行かないにしても、負担を感じました。でもその彼の執念のおかげで人見知りなエストニア人のコミュニティの壁を切り開いて行き、僕もそこに入れたのは言うまでもありません。

 

 

 

彼は良くも悪くも強烈な個性の持ち主だった。でも彼のおかげで僕はエストニア人の友達をたくさん作ることができた。

 

とにかく彼は超強烈な個性を持つ人物でした。良くも悪くも。だけど、彼が色んな意味で平均から外れた人間だったからこそ、エストニア人の人見知り社会に風穴を開ける事ができたのだと思います。

 

そして実際に今でも連絡を取れるエストニア人の友人が何人も出来ました。

 

すべて彼経由で出来た友人です。

タルトゥの農場家族の家にカウチサーフィンする

ラトビアの城の町スィグルダ(Sigulda)へ行く

ラトビアの景勝地ユールマラ(Jūrmala)に地元の人と行く

美しい湖のあるヴィリャンディ(Viljandi)で地元の青年たちと戯れる

エストニアで2番目に大きな島。ヒーウマー島でソ連時代の地下施設を探索する

エストニアの小都市マルヤマー(Märjamaa)で地元の人たちと公共サウナに入る

 

結論:エストニア人の友達がなかなかできない時は、エストニア人と既に友達になっている外国人と友達になるべき

 

最初の数ヶ月エストニア人と友達になれなかった僕でしたが、途中でエストニア人の友達がやたら多い中米人と友達になることで、エストニア人の友達ができました。

なので、エストニア人の友達がなかなかできないという人は、そういう外国人の人を探しましょう。エストニアのどこかに必ずいるはずです。

 

 

https://selohan.com/category/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A2/