こんにちは、加藤(@flux54321)です。

7月に出た新しいMacbook Proが出ましたね。15インチモデルは第8世代の6コアプロセッサー搭載で、性能のジャンプアップを果たしました。

僕が今現在使って使っているのはデスクトップが

iMac (27インチ 2011モデル 1TBHDD Radeon 6770M 512GB 液晶の左半分のLEDが故障)

左下のLEDが死んでいる

ノートブックがもらいものでMacbook Air(11インチ 2013モデル 128GB 内蔵グラフィック)です。

旧モデルはもうボロボロ

ご覧の通りボロボロです。

でも正直に言えば、仕事も翻訳とか高い処理能力を必要としないものばかりだし、ゲームもPS4買ってからはほとんどパソコンですることもなくなったので(PCでしかできなかったsteamのインディーズゲームも、人気作品は家庭用ゲーム機に移植されるようになりました。)、今の機種のままでも何も困りませんでした。パソコンでやることと言えばもっぱらYouTubeを見るだけなので、4K画質とかにしない限りは普通に見れますし。

衝動だけでMacbook Pro15″の購入を決定

仕事中、スランプと言うか中々思うように進まない時期がありました。そういうストレスの溜まりやすい時に不具合で画面が暗くなったiMacの激遅HDDの回転が終わるのを待っていたり、画面が黄ばみゆ非RetinaMacbook Air を見ていると、だんだんイライラが募り、全ての原因はこれら古いポンコツマシーン(ズ)にあるような気がしてきました。

趣味が「だし醤油」収集の私なので、懐具合がブルジョアだとは到底言い難いのですが、それでも久しぶりに新しいMacに買い換えたい気持ちに苛まれ始めました。

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そんな折、新しく出たMacbook Proの購入を決めました。

Macbook Pro 15インチ(2018 mid)のCPU性能向上が凄まじすぎた。

新Macbook Proは特にCPU性能の向上が凄まじく、初の6コアとなり、その性能はデスクトップであるiMac(非Pro)の最高CPU性能すら抜き去っていました。

iMacのCPUスコア(Multi-Core)

最新Macbook ProのCPUスコア(Multi-Core)

デスクトップと比べて消費できる電力も放熱も何もかもが制約されるノートブックでこれは凄い。これなら買っても後悔はしない。と思い、先日(2018年 10月末)にMacbook Proの良い方をカスタマイズやや盛り(ストレージ中心)で注文しました。やや盛りでもかなりいい値段がしました。まあでも後悔は無いわけですよ。なんたって最高性能なので。

GPUの性能は微妙

でも値段の割に積まれてるGPUの性能が中途半端だなあと思いました。そもそも前モデルのGPUをちょっぴりクロックアップしただけっぽいので(Radeon pro 560→560X)。Xとか謎のアルファベットが後ろにつくと「申し訳程度の性能向上」なんだろうなと思ってしまいますよね。実際そうでした。

別にパソコンでGPUパワーが必要な作業をすることはほとんどないんですが、CPU性能の上がり方に対してGPUがほとんど上がってないのは気にかかりました。特に趣味がだし醤油収集である私がそこそこの大金を出すのですから、数年後もそれなりに満足の行く性能で無ければなりません。

注文した先週の段階ではそういった懸念はありませんでした。懸念が湧き出て来たのは、日本時間で昨夜行われたAppleの新製品発表会からです。

Appleの怒涛の新製品ラッシュに度肝を抜かれる。

奇しくも新製品発表が行われた昨日は私のMacbook Proが発送された日でした。発送の連絡が来た時はとてもワクワクしたのを覚えています。しかし・・・

新型Macbook AirとMac miniの進化が凄まじすぎて、高い金払ってMacbook Proを買うアドバンテージが減る。

昨日の新製品発表会ではMacbook Airが大きく進化しました。Retina Display搭載にTouch IDまで。おまけにトラックパッドのサイズもProのように大きくなりました。ストレージも驚異の1.5TBまでアップグレード可能。CPUとGPU性能がいささか貧弱ではありますが、それでも私の普段使い(テキスト仕事)では何も困りません。

Mac miniも基本モデルはとてもお安いのですが、さらにCPU6コア メモリ64GB SSD2TB というminiとは思えないお化けカスタマイズが出来ることが分かってこれも侮れなくなりました。不死鳥のごとく蘇った弁当箱ことMac mini。おそろしい。何もそこまでしなくても。ちょっと怖いです。小学生時代に舐めてたクラスメイトが久しぶりに会うと石油王になっていたってぐらい怖いです。

GPUパワーの貧弱さも外部GPU(eGPU)を繋げば解決

もし仮にMacbook AirやMac miniでゲームやグラフィック作業をするとなるとGPUの弱さ(インテルCPUに内蔵されてるGPU)がネックとなりますが、それもeGPUという外付けでグラフィックパワーを拡張する仕組みが出来たので、必要な人はそれを買えば良い話です。なんだコイツラ!Airとかminiとかの癖にスキがなさすぎる!

グラフィック性能が貧弱なMacbookやMacminiでもガッツリ3Dゲームできるぐらいにパワーアップさせる最終兵器 eGPU

新型MacbookとMac miniの登場でMacbook Proの購入動機が著しく下がる

先述の通り、私がMacで行うテキスト作業やYouTube鑑賞なので、そこまで高い機種を買う意味がありません。それでも勢いでMacbook Proの外見やRetina液晶の綺麗さ、空母のようなデザイン、圧倒的CPU性能などに惹かれて注文していたのですが、これら2機種の登場により購入動機がガクッと下がりました。

そしてそれだけではありません。実は、新製品発表会のさなか、私を含めたMacbook Pro 15インチ 2018モデル購入者(注文者)を直撃するミサイルがAppleからさり気なく放たれていたのです。

【衝撃】出たばっかりのMabook ProにRadeon Vega GPU搭載

どっかの海外サイトのスクショ

これは海外の情報サイトのスクショです。出典は忘れました。すいません。あまりのショックで・・・

要約すると「Macbook Proに性能60%アップのVega GPU載せたの来月出すから、ハイ。ヨロシク。」と発表会の最中にさりげなく触れられたというのです。さらに、それと同時に先述の外部GPU(eGPU)にもRadeon Vega 54というiMac Proに載っているほどの屈強なグラフィックボードが搭載された製品が登場しました。

これを見て僕は思いました。

は?

いや、お前これ

3ヶ月前の新Macbook Pro発表時に同時に言っとけよ。

(iMac Proオマージュ)

こう思ったのは世界でも僕だけでは無いはずです。なぜ20万円。ともすれば70万円にもなる新製品の交換不可能な部分のアップデートに関してわずか数ヶ月先のことですら言及しなかったのか。

「(まもなく低性能版になる高性能Macbookを)俺、もう買っちゃったよ(絶望)」と嘆いておられる方は世界中にたくさんいるはずです。

なのになぜ騒ぎになっていないのか。

Vega搭載Macbook Proが出るのを知っていたらRadeon 560という中途半端なGPUの Macbook Proの購入を控えたり、さらに中途半端な存在になってしまったRadeon Pro 580搭載のBlackmagic eGPUを買う人も少なかったはずなのです。

あの中田ヤスタカさんもMacbook ProとeGPU買ったばかりなんだぞ!いい加減にしろ!

中田ヤスタカのeGPUは、プライベートスタジオとモバイル環境を一発でつなぐ「命綱」

https://www.gizmodo.jp/2018/10/nakata-yasutaka-interview-2018-2nd.html

中田ヤスタカさんもガッツリ買ったRadeon580搭載の eGPU。この記事が出た直後にAppleはRadeon Vega搭載のeGPUを発表してしまう。

余談ですが、僕は中田ヤスタカさん率いるCapsuleが大好きで、大阪のなんばHatchに来た時はライブにも行きました。同様にボーカルのこしじまとしこさんのファンでもあります。

中田ヤスタカさんはWindows使いだと思っていたのですが、いつの間にかMacを使われていたのですね。素晴らしいです。

そんな素晴らしい発見をしたのも束の間、僕や中田ヤスタカさん含め(←同列に語るな)少なくない数のMacbook Pro 2018年モデル購入ユーザーを失意の底に落としたのは言うまでもありません。

それにしても、なぜこの一件がどこでも炎上していないのかよくわかりません。ここは林檎信者としての信心が試されて居るのでしょうか?それともMacにGPUなんて要らないと思っている人が世の中では大半なのでしょうか?石油王バリに金に糸目をつけない人ばかりなのでしょうか?

それでも少なくともBlackmagic eGPUのRadeon Pro 580モデルを買った人は怒りに震えて当然だと思うのですが。そんな話もほとんど見かけません。みんな心が広いのでしょうか。

Macbook Proを返品した後の選択肢

正直言って僕は今混乱しています。気合いを入れて購入したMacbook Proのそこそこ上位モデルが家にやって来る前に下位モデルになるのは耐えられません。

という訳で僕がこれから取りうる選択肢としては次になります。

新Macbook Airを買う

一番無難な選択。おそらく買って最も後悔はしない。512GBか1.5TBにSSDカスタム

新Mac miniを買う

6コアCPU 64GBRAMでガッツリハイパフォーマンス使用も可能

eGPU(Vega56)を買う

どれを買っても使える。でもこれだけでMacbook Airぐらいしますね・・・

届いたMacbook Proを返品せずに使う

事を起こさない穏健派な選択です。

何も買わない

何もしないというのもまた勇気

これなら無類のだし醤油収集家である私も懐を冷まさずに済みそうです。

もちろん全ての商品のレビューやベンチマークが出揃うのを待ってからになります。

というわけで結論を出すのは年を越してからになりそうです。初期ロットの呪いにもかかっているので初期ロットもなるべく避けたいですし。あと整備済み製品の呪いも。

しかし本当に繰り返しになりますが、今回の突然のVega GPU搭載。さらにeGPUのVega 56搭載がこのタイミングになったこと、何故誰も怒らないのだろうと不思議に思っています🤔

(続き)

Macbook Proの返品方法