2015年の冬の始めごろ、エストニアのリゾート地パルヌに行きました。

タリンからの長距離バスチケットを買って行きました。

復路のバスの運賃はなんと! 1ユーロ!安!

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行きの運賃も4ユーロです。100キロ以上の距離を走ってこの値段はすごくないですか?

もちろんこれは安いセールチケットを狙って買ったからなのですが、いくらなんでもこれは安いですよね。

 

エストニアでの安い交通チケットの買い方については詳しくは以下の記事をどうぞ。スケジュールが許せば絶対に安いチケットを買いましょう。

首都タリンからエストニア国内各地への格安な交通機関(エストニア国内で長距離バスや電車に乗る方法)【バルト三国】

 

ちなみにこのパルヌへの長距離激安バスチケットは上記記事でも出てくるtpiletで買いました。

 

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パルヌのバス乗り場

 

という訳でバスに揺られること2時間、パルヌに着きました!

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パルヌの街の第一印象

 

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オフシーズンでも目抜き通りには飾り付けがあり、観光都市の雰囲気を少し漂わせている

 

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そもそもパルヌはリゾート地なので、避暑地として賑わうのは夏だと思います。今回行ったのは冬なので、オフシーズンのパルヌということになります。ですので催し物があるわけでもなく、極めて日常のパルヌの街をご紹介することになります。

 

観光都市パルヌにはエストニアで一番お金が落とされていると思った

 

パルヌを少し歩いてみて最初に思ったのは、「ここはエストニアの他の都市よりもお金がたくさん落とされているな。」ということでした。

いきなり金の話かよと思うかもしれませんが、これが最初にパルヌに対して感じた率直な感想です。海外旅行をするとその国や地域の生活水準を感じることがありますが、そういった生活水準というのは、建物の輝きや、人々の着ている衣服の品質、道路の舗装状況などから大まかに把握することができると個人的には思います。様々な物のクオリティにそのまま経済状況が反映されています。

エストニアのタリンからフィンランドのヘルシンキに行った時も、はっきりと両国の経済格差を感じました。先程も言いましたが、建物や、人々の着ている服、道路の舗装、広告の看板、コーヒーショップで飲み物の下に敷くコースターなど、様々な部分が違います。フィンランドは日本と同じぐらいのレベルですが、他方エストニアは変わってきてはいるけど、まだまだ発展の余地があるなという印象です。

例えば、これは僕の実体験ですが、タリンに住む友人が買った新車が1週間もしないうちに土埃まみれになってしまったのを目にしました。道路はもちろん舗装されてはいますが、材質やコンディションがあまり良くないのです。お隣のフィンランドに行った時は全くそんなことはありませんでしたので、やはりそういうことかと思います。とはいえ経済発展を続けるエストニアも、これから徐々に同じレベルになっていくのだとは思いますが。

そういうようなことを感じながらパルヌを歩いていました。パルヌにお金が集まっていると言いましたが、特に箱モノは顕著でした。写真だと伝わりにくいかもしれませんが、建物がキレイなのです。材質も密度がしっかりしているというか、高い材料を使っているというか。観光客からのお金も落ちているし、政府も積極的にお金を出しているのが伺えました。(後に訪れたロシア系住民の多い街ナルヴァとは雲泥の差でした。ナルヴァの訪問記はまたいずれ)

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パルヌのショッピングモール 写真ではわかりにくいがデザインや材質に他の都市よりもお金がかかっているのが伺える

 

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ガラス窓 ここでもディテールに少しお金がかかっているのが実際に行くとわかる。

 

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このポストモダンな建物はたぶん図書館か公民館だったと思う。この通り「ザ・お金のかかった箱モノ」といった感じ。

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このモニュメントもお金がかかっている感じがする。 細かすぎて伝わりづらいかもしれないけど。

 

このようにわずかなディテールの違いですが、実際に行けば「あ、ここにはお金が落ちているんだな!」ということが結構わかると思います。お金という意味で、観光産業を育てるって大事なことんだなあとしみじみ思いました。

 

パルヌに流れる川、その名も「パルヌ川」

 

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パルヌ川 おそらく有名なパルヌ川にかかる橋

 

パルヌにある川の名前がパルヌ川と聞くと「まんまやんけ。」と言いたくなる人もいると思います。実際にエストニアにはこんな奇をてらわない地名が多いのです。タリン旧市街の通りの名前でも、まっすぐだから「まっすぐ通り」とかそういったネーミングの通りがたくさんあります。サウナがあるから「サウナ通り」。本当に奇をてらわないというか素直な人たちだと思います。ふとっちょマルガレータ、のっぽのヘルマン。ネーミングセンスが素朴でかわいい。エストニアの魅力は?と聞かれるとこの国民性だと僕は胸を張って答えられると思う。言い換えれば、ひねりが無いとも言えるけど。

 

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パルヌ川から対岸を望む

 

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整備された河岸 やっぱり他の街よりお金がかかっている感じがする

パルヌ川はこんな感じ。

パルヌ博物館へ行く

 

パルヌの歴史や文化がわかるパルヌ博物館に行った。

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パルヌの歴史を映像で紹介。上はミス・パルヌコンテスト

 

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パルヌ川の氾濫と洪水

 

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集会

 

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この地方名産の椅子

 

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テキスタイル

 

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パルヌ出身の金メダリスト

 

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エストニアはアニメの国でもある

 

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エストニアデザインな休憩所

 

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テキスタイル

 

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毛皮

 

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毛皮

 

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毛皮の作り方を解説するおばあさん

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その2

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毛皮が展示されている

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ケイトに触ることができる。ふわふわ。

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よくしゃべるおばあさん

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織物について説明するおばあさん

 

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見終わった後はコーヒーを飲んだ。チョココロネみたいなのとセットで1.5ユーロぐらい。

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かわいい食器類

 

まあ、だいたいこんな感じでした。

 

再びパルヌを散策、そしてやっぱり引っ込み思案なエストニアの人々

 

パルヌミュージアムを出て、再びパルヌの街中を歩く。

するとまだモダンな建物が。

 

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どうやら芸術学校らしい。

 

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中では授業が行われているようです。

 

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二階にカメラを向けると学生さんが笑いながらカメラに写ろうと窓に近づいて来ました。でもその後、僕が手を振るとサッと隠れてしまいました。やっぱりエストニア人って引っ込み思案というか、まっくろくろすけみたいな性格をしてると思う。

 

まだまだ散策

 

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教会  エストニア語で教会をkirikという  ただエストニアは無宗教の人が多い

 

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小学校 子供がいっぱい出てきた

 

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散策もここらへんにしとこうかな。

 

パルヌビーチに行く

 

冬ですがパルヌのパルヌビーチに行きます。パルヌはやはり夏のリゾート地なので、このビーチがメインですので。時間は15時頃でしたが、もはや日没寸前でした。

 

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案の定真っ暗

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う〜ん。やっぱり夏に来たほうが良かったね

 

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女性用ヌーディストビーチ

もちろんヌーディストはおろか人っ子一人いませんでした。まあ真夏に来るべき街ですねパルヌは。夏にまた来ます。

ちなみにこの後完全に日没になり、ビーチで軽く遭難しかけました。グーグルマップ通りに歩いていくと沼だったりして沈みかけたりしたので引き返しました。

 

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アンテナ

 

帰路につく

午後5時の時点で外が真っ暗になってしまったのでタリンに帰ります。帰りの運賃が1ユーロだと考えたらすごく得した気がしてすごくうれしいです。

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遭難しかけたりしながらもバスターミナルに付いた

 

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チケット売り場のおばさん

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長距離バスの時刻表 RIIAはラトビアの首都リガのこと。パルヌからだとリガにも近い

 

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また長距離バスに乗って帰路につきました。

 

実はまだあった隠れたパルヌの魅力

パルヌはやっぱり夏に来たい場所でしたね。リゾート地だけあって他の街より雰囲気も開放的で、夏にAirbnbで一ヶ月滞在とかすると面白そう。

ところで今回の記事では触れませんでしたが、パルヌには季節に関係なく営業するMini Zooという私設動物園を運営するおじさんが存在していたのです。ビーチとかリゾートとかよりこっちの方がインパクトが大きかった。その話はまた次の記事で。

 

おまけ。パルヌで見つけた運転手犬

 

犬運転手 a dog driver.

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パルヌで見つけたゲテモノ好きおじさんのインタビューはコチラ

【閲覧注意】エストニアのパルヌで毒ヘビ専門動物園MiniZoo(ミニ・ズー)を運営するおじさん(食用ゴキブリオススメしてくる)に会ってきた。【バルト三国】

 

 

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