みなさんこんにちは、マックユーザー かつ マック赤坂の非公認後継者 マック加藤(@flux54321)です。スマイル・・・してますか?
今回はコスパ厨である私が、最近購入した mac mini 2018 (6コア) のコスパを最大限引き出すために、様々な用途で酷使してテストしてみたいと思います。
今回のテスト項目はゲームです。
mac miniを購入した時のレビュー
ゲームで性能テストをする目的
とある理由から40万円を超えるBTOのMacbook Proを返品し、コスパ最強の吊り下げモデル mac mini を12万円でゲットした私ですが、そこから私のコスパを追求するマインドに火がつきました。このmac miniをどこまで使い倒せるのだろうかと。費用対効果の限界点はどこであろうかと見極めたくなりました。
過去記事
内蔵GPU(iGPU) : Intel UHD Graphics 630 の性能を知りたい
はっきり言ってオンボードのGPUというものは所詮オマケですので、3Dの処理の多いゲームには向きません。とはいえ、全く出来ないかというとそうでも無いわけです。Radeon や GeForce に比べれば微々たるものではありますが、それでも内蔵GPUも地味に進化し続けているのであります。特に最近ではゲームや3D製作だけでなく画面の描画や動画のエンコードでもGPUが活用されることが増えてきていますし、やはりGPUの性能も蔑ろには出来ないわけです。そして、GPU性能の差が如実に現れる作業といえば、やはりゲームです。毎秒描画されるフレーム数が数字としてはっきり現れますのでね。
カジュアルゲーマーの目線としての評価
とはいえ私は普段はPS4でゲームするようなカジュアルゲーマーですので、ガチの細かい評定とかは出来ませんのでご容赦を。解像度とフレームレートについてのみ言及し、細かな部分であるシャドウがどうとかアンチエイリアシングとか垂直同期とかアンビエントオクルージョンとかを個別に設定することはありません。(というかエフェクト関係は全部軒並み「低」設定。少しでも上げるとしょぼいゲームでもFPSがガクッと落ちる)
基本的に僕の独断で快適に遊べるかどうか、そこそこの時間プレイする気になるかどうかを判断していきます。ですので画質があまりにも悪すぎて文字が読めなかったり、フレームレートがカクカク過ぎてゲームにならないなどの明らかに進行不能もしくはプレイする興味を失わせるような状況にならない限り「遊べる(playable)」と判断させていただきます。分かりやすいように快適度を「◎○△✗」の4段階で評定したいと思います。
あと申し訳ないんですけど、ほとんどのゲームが「序盤」だったりするんですね。これは僕がぬるゲーマーだというのもあるんですけど、Steamクラウドの同期がなぜかうまく行かずにほとんどのゲームのセーブデータが無くなったからです。ご了承ください。
それと、今回ベンチマークするゲームはすべてMac版です。BootcampでのWindows版ではありません。一般的にはWindows版の方がドライバの最適化などの関係で、同じタイトルでも良いベンチマーク結果が出ます。ですが今回はMac版です。その点も考慮していただければ幸いです。
mac mini 2018 6 cores のスペックをおさらい
今回テストするmac mini 2018 6コア のスペックは以下です。上位の吊り下げモデルです。
3.0GHz 6コアIntel Core i5
Turbo Boost使用時最大4.1GHz
9MB共有L3キャッシュ
8GB 2,666MHz DDR4 SO-DIMMメモリ
Intel UHD Graphics 630
Audiosurf 2
まずは「さすがにこれは動くやろ」と思えるゲームから始めましょう。グラフィックが美しい音ゲー Audiosurf2 です。
Audiosurf 2 は好きな曲ファイルに合わせてコースが自動生成される音楽好きにとってはすばらしいゲームです。早速やっていきましょう。
画面左上にFPS(フレームレート)が表示されています。今回はどのゲームもこれを基準にして見ていきたいと思います。解像度はフルHD(1920X1080)です。エフェクトはだいたい切ってます。
steamではオプションからFPSの表示が選べます。
audiosurf2の結果は・・・
110FPS!
スキン(外観)を変えて見ましたがこちらも100FPS以上出ています。
というわけで Audiosurf 2 は mac mini 2018で 普通に遊べます!幸先良い感じ!
Audiosurf 評定:○(遊べる)
こんな感じでざっくりですがどんどん判定していきますよ!
Dirt 3 Complete Edition
ダートラリーが楽しめるレースゲーム Dirt 3 Complete Edition です。フルHD解像度 エフェクト低です。
FPS 35
まあ一刻一秒を争うレースゲームとしては35FPSは最高とは言えませんが、遊べるかどうかで言えば「遊べます。」別のスクリーンショットも見てみましょう。
FPS 43
いけますね。遊べます。このフレームレートなら僕は最後まで遊べます。
Dirt3 Complete Edition 評定:○(遊べる)
さあどんどん次行くぞ!次!
Firewatch
Firewatch はワイオミング州の大自然の中で森林の火災監視員として活動するストーリー仕立てのインディーズゲームです。歩き回ってみました。
FPS 27
こんな感じですかね。基本23〜30の間って感じでしょうか。ちょっとカクつくところはありますけども、ただこのゲームの仕様上「アクション性」は必要とされていないので、このフレームレートでも特に問題は無いのでは無いでしょうか。遊べますね。
FireWatch 評定:○(多少モタつくが遊べる)
Euro Truck Simulator 2
ヨーロッパでトラックの運ちゃんになって色んなものが運べる超有名ゲームです。チェコ製です。これはmac miniではどうでしょうか?
FPS 46
車内ビュー フルHDで エフェクト低ですが 46 FPS、レースゲームほどではないにせよ細かな操作が必要なシーンもあるゲームですが、このFPSなら遊べますね〜。
FPS 48
外観ビューですが FPS 48 です。全然いけますね。画質はエフェクト切ってるから見ての通りジャギジャギだけど。遊ぶには問題ない。
無事30FPSを切らずにオスナブリュックというドイツの街にブロッコリーを届けることができました。
Euro Truck Simulator 評定:○(ジャギーは多いがスムーズに遊べる)
意外とmac miniでも遊べますね。
Cities:Skylines
かの有名なシムシティの最新作が2013年に登場したのですが、仕様の制限やエラーなどが多くユーザーから大顰蹙を浴びました。その失敗を受けて、シムシティを改善したような別のゲームがスウェーデンで作られました。それがCities:Skylinesです。シュミレーションゲームですので処理は膨大になりがちですが、実際プレイするとどうでしょう。 スクリーンショットは日本の離島のマップです。
13 FPS
あれ?やっぱり難しいですかね。フルHDだとやっぱりきついか? 画面がカクカクでちょっとこのカクカク具合だとやりたくないですね・・・エフェクト全OFFにしてるので解像度を下げてみます。最下限の720P(1280×720)にしてみましょう
FPS 24
まあ出来なくはないですけど、実際にプレイしてみるとやっぱり画面がボヤボヤなのが致命的ですかね〜。インターフェースの視認性が悪いし文字がかなり読みにくい。しかもカメラを回転させたりズームイン・アウトすると露骨に引っかかる。これはダメだ。出来ないことはないけど僕はプレイしたくはないですね。残念。僕はしばらくはPS4版でやります。
Cities: Skylines 評定:△(ちょっとキツイ)
バイオショック・リマスタード
バイオショックという有名FPSゲームのリマスター版です。リマスターと言っても2000年代のちょっと前世代のゲームです。どうでしょうか。
31 FPS
前世代のゲームなのでもうちょっと行くかなと思いましたが結果はまずまずの30FPS近辺。まあ多少カクつく時もありますが、普通にプレイできますね。いけます。
評定:○(まあいける)
MAFIA 3
PS4世代のオープンワールドのゲームです。グラフィックも今回評価する中では一番上位だと思います。つまり快適に遊べる可能性が一番低いと言うことです。解像度も設定もすべて最低にしています。果たしてどうでしょうか。
14.6 FPS
やはり、最低設定にしても15 FPSを切ってきてマトモに遊べる状態とは言えません。車の運転シーンは表示するものが多いからなのかFPSは終始こんな感じでした。これだとちょっと遊び続けるのはきついかな。
19 FPS
しかし車を降りて歩行モードになると少しづつFPSが上がり始めました。もしやいけるか・・・? と淡い期待を抱きます。
27 FPS
暗い画面だと27 FPS出ました!このあとアクションシーンで遊んでみましたが、暗い場面のミッションもあり、どちらかといえば常時ドンパチというよりはスニーキング的なゆっくりしたゲーム運びのゲームだったので、意外とプレイできると思いました。車 15FPS 人 20〜25FPS といったところでしょうか。僕の考えで言えば、モーションやらグラフィックやらがリッチなので、多少の(かなりの)カクつきでも許せてしまいました。まあ全てのミッションをやったわけではないのですが、個人的にはいけるかなと思います。
評定:△よりの○(ギリ許容の範囲内)
2Dのゲーム(papers please, Va-11 Hall-a, UNDERTALE, klocki)
FPS表示を初めてオンにしたので2Dのゲームも一応見てみます笑
“papers pease” どう見ても旧ソ連末期の殺伐とした社会で入国審査官をするディストピアゲーム
VA-11 HALL-A :ベネズエラの方が作った90年代日本アニメ風の絵が特徴のバーテンダーゲーム。音楽もストーリーもすごいレベルが高い。
UNDERTALE
klocki :とてもリラックスできる雰囲気のパズルゲーム
以上のゲームを測定しました。そして案の定2DゲームはMAX FPSベタ付きでした笑
「そりゃそうじゃ!(故・石塚運昇さんリスペクト)」
そりゃそうですよね。
評定:◎(全然いける)
結論(Verdict)
mac mini 2018 iGPUでも少し前の3Dゲーム、2Dのゲームでもジャンルにはよるが意外と結構遊べる。ただし3Dのほとんどのゲームではエフェクトや画質はかなり下げる必要あり。
という訳で、コスパ最強のmacである mac mini 2018 6コア (外部GPUなし)をどこまでしゃぶりつくせるのかということを追求した今回の企画でしたが、結果としては「ゲームを選べば、思ったよりはそこそこ遊べる」ということが発覚しました。
「Macでゲームはしないよ。」という人もこの記事を見て、大体の性能の目安にしていただけるのではないでしょうか?(特にiGPU性能)
そしてWindows PCにするか、Radeonなど dGPU 付きのMacを買うか、もしくはこのmac miniに外付けのeGPUを付けるか、選択は人それぞれですが、何にせよMacのGPU周りの選択肢の幅が広がったのは歓迎すべき状況かと思います。
という訳で、mac mini 2018に関する記事はこれが最後になると思います。それでは皆様楽しいMacライフを!
↓これ前モデル(2018)なんで一応ご注意を。(2020)6コアがまだアマゾンに出てなかったんで。
https://selohan.com/category/%e6%97%85/europe/estonia/